2005年　四六判　ソフトカバー　P153　帯僅イタミ、端少スレ　カバー僅汚れ、端僅イタミ

“抽象画のパイオニア・津高和一が、自ら語る
生きざま、自庭展、そして現代芸術”（帯文）

1995年の阪神淡路大震災で他界した洋画家・津高和一の足跡を本としてまとめることを企図して、新聞連載された「わが心の自叙伝」、同人誌「天秤」に掲載された文章などを編集し一冊にしたもの。

目次：
I　わが心の自叙伝
　｛小魚泳ぐ川で洗顔／空想の中を遊泳／辛かった荷車引き／ネコが無二の味方／落伍者意識に拍車／暗中模索と空想／本をむさぼり読む／貧相・粗忽な家出／失敗恥じ、黙々働く／文学作品へ接近／“精神”へ強い願望／紀行文におぼれる／裸で二度目の出奔／無念、失意の帰郷／心は『絵画』へ動く／苦悩も充足も同義語｝

II　わが自庭展

III　わが心の眼　―目で聞き、耳で見る
　｛何かを表現したい　誰かに伝えたい／アクセルをかけブレーキを自分で踏む｝

資料
　津高和一略年譜
　架空通信忌　年譜
　コレクション
　著書

出版にご協力くださった方
編集後記