1970年 A5判 P171 カバースレ、端少イタミ、内側汚れ 小口ヤケ、汚れ 裏遊び紙少剥がし跡 ページ一部薄く折れ跡 扉ページ時代シミ
アルベール・ベガン(刊行当時バーゼル大学文学部教授で、ドイツ・ロマン主義における夢の研究者として知られる)と、パラケルスス(15世紀末〜16世紀の化学者・錬金術師・思想家)という新旧の学者による夢に関する考察を冒頭に掲載したのち、シュルレアリストほか、さまざまな作家や芸術家たちによる夢物語などの記録を集める。
目次:
序(アンドレ・ブルトン 訳:清岡卓行)
夢と詩(アルベール・ベガン 訳:小海永二)
テクスト(パラケルスス 訳:山田直)
テクスト(ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク 訳:清水茂)
テクスト(カルル=フィリップ・モリッツ 訳:平井照敏)
夢の風景(アルブレヒト·デューラー 訳:宗左近)
自伝第三十七章(部分)(ジェローム・カルダン 訳:片山正樹)
六つの夢(プーシキン 訳:嶋岡晨)
ある夢(グザィエ・フォルヌレ 訳:弓削三男)
狙撃兵の夜(リュカ 訳:小浜俊郎)
夢で一枚の動く絵ができる上ること、およびその成り立ち(アンドレ・ブルトン 訳:宮川淳)
カフカと夢についてのノート(『変身』)(マルセル・ルコント 訳:窪田般彌)
夢さまざま(ミシェル・レーリス 訳:入沢康夫)
夢と予兆(フェルディナン ·アルキエ 訳:塩瀬宏)
デュリュッティ・エクロラの卵(バンジャマン・ペレ 訳:平井照敏)
夢の場面について(ピエール・マビーユ 訳:阪上脩)
眠れないという夢をみる(ポール・エリュアール 訳:山崎栄治)
ひっ掛かった夢(ギィ・レヴィ=マノ 訳:宇佐美斉)
夢の水と行動の火の中へ(ギィ・ロゼ 訳:渋沢孝輔)
夢(モーリス・ブランシャール 訳:曾根元吉)
未来の亡霊(ジョルジュ・ユニエ 訳:栗津則雄)
他人の感覚(ジゼール・プラシノス 訳:宮川明子)
栄養摂取の夢(ジョルジュ・ムートン 訳:片山正樹)
可哀想なジャンの十三の睡眠(アルメル・ゲルン 訳:森乾)
小夜鳴き鳥とて寓話を糧には生きられない(アンリ・パストゥロ 訳:高橋允昭)
自動的に心に浮かんだ言葉を再構成する試み(J・M・ベラヴァル 訳:有田忠郎)
あとがき(山中散生)