1981、82年初版 各巻帯破れ補修(巻によってセロテープ跡)、背ヤケ、イタミ 函ヤケ 本体表紙時代シミまたはシミ汚れ
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編:寺田透、村松定孝
【第一巻 伝奇篇一】1981年1刷 P423 帯背ヤケ 函ヤケ 本体表紙時代シミ
“今よみがえった伝奇小説の魅力
鏡花独特の奇想を色どり鮮やかに描き出した「冠彌左衛門」「黒百合」など三篇は、小説の真のおもしろさを伝える”(帯文)
目次:
冠彌左衛門/乱菊/黒百合
解説(寺田透)
【第二巻 伝奇篇二】1981年1刷 P653 帯背ヤケ、破れ補修多 函ヤケ 本体表紙時代シミ
“鏡花世界の万華鏡「風流線」!
多彩な登場人物、複雑怪奇な構想はさながら「水滸伝」を思わせる。鏡花作品中最大の長篇伝奇小説”(帯文)
目次:
風流線/続風流線
解説(寺田透)
【第三巻 伝奇篇三】1982年1刷 P488 帯背イタミ、破れ補修 函ヤケ 本体表紙シミ汚れ
“鏡花四大長篇の一つ。「芍薬の歌」
女主人公幾世と浮世絵師三浦柳吉を中心に、侠気の女、正義の士、好色漢、非道の義父など多彩な人物が織りなす凄艶な人世絵巻”(帯文)
目次:
芍薬の歌
解説(寺田透)
【第四巻 伝奇篇四】1982年1刷 P496 帯背ヤケ、破れ補修 函ヤケ、角イタミ 本体表紙時代シミ
“「貝の穴に河童の居る事」「山海評判記」等
現実と幻想の不思議な交錯、全篇に漂う底知れぬ不気味な韻律。“山海評判記”は鏡花文学全ジャンルの集大成といわれる”(帯文)
目次:
榲桲《まるめろ》に目鼻のつく話/貝の穴に河童の居る事/山海評判記
解説(寺田透)
【第五巻 怪異篇一】1981年1刷 P446 帯背ヤケ、イタミ、破れ補修 函ヤケ 本体表紙時代シミ
“いま求められる“鏡花文学”の精粋
本巻には怪異幻想小説の名作「高野聖」「註文帳」「女仙前記」「春昼」など八篇”(帯文)
目次:
龍潭譚/清心庵/高野聖/註文帳/女仙前記/きぬ/\゛川/春昼/春昼後刻
解説(寺田透)
【第六巻 怪異篇二】1981年1刷 P498 帯背ヤケ、端少破れ補修 函ヤケ 本体表紙シミ汚れ
“鏡花文学解明の手がかりに
本巻には怪異談のなかでも最も怪異性に富む「草迷宮」「陽炎座」など六篇を収める”(帯文)
目次:
草迷宮/沼夫人/朱日記/陽炎座/第二菎蒻本/眉かくしの霊
解説(寺田透)
【第七巻 芸能篇】1981年1刷 P511 帯背ヤケ、端少イタミ 函ヤケ 本体表紙シミ汚れ
“能楽の世界を題材とした作品六篇
橙色の情調に濡れる桑名の町――芸者お三重の舞姿……“名人の名作”として広く知られる「歌行燈」ほか”(帯文)
目次:
歌行燈/五大力/白金之絵図/朝湯/卵塔場の天女/木の子説法
解説(村松定孝)
【第八巻 風俗篇一】1981年1刷 P533 帯破れ補修、セロテープ跡、背および裏側ヤケ 函ヤケ 本体表紙シミ汚れ
““鏡花”ものとして親しまれる風俗小説
会話の妙と鮮明なイメージは、文字にした芝居といわれ、市井の風俗を描いて他に類を見ない。「辰巳巷談」「通夜物語」等六篇”(帯文)
目次:
金時計/貧民倶楽部/X蟷螂鰒鉄道/なゝもと桜/辰巳巷談/通夜物語
解説(村松定孝)
【第九巻 風俗篇二】1981年1刷 P449 帯背ヤケ 函ヤケ 本体表紙シミ汚れ
“鏡花世界を色どる柳暗花明の情緒
盆の迎え火、桔梗の花影に亡霊が……芸妓小篠の悲恋物語「白鷺」は花街小説の代表作の一つ。他に「湯島詣」等”(帯文)
目次:
湯島詣/葛飾砂子/白鷺/売色鴨南蛮
解説(村松定孝)
【第十巻 懐旧篇】1982年1刷 P523 帯破れ補修、背ヤケ、内側セロテープ跡 函ヤケ、背少汚れ 本体表紙シミ汚れ
“鏡花文学の詩情の源泉をたどる
亡母への限りなき思慕をその文学の主旋律とした鏡花。「照葉狂言」「薬草取」「縷紅新草」等作者の甘美な青春が美しい叙情で描かれる”(帯文)
目次:
一之巻/二之巻/三之巻/四之巻/五之巻/六之巻/誓之巻/照葉狂言/笈摺草紙/薬草取/女客/縁結び/縷紅新草
解説(村松定孝)
【第十一巻 戯曲篇一】1982年1刷 P458 帯背ヤケ、角イタミ、破れ補修、セロテープ跡 函ヤケ 本体表紙シミ汚れ
“鏡花文学完熟の極致を示す戯曲四篇
「夜叉ヶ池」「海神別荘」は近時の上演が注目を浴び、鏡花文学の今日的意義が見直される契機となった”(帯文)
目次:
愛火/夜叉ヶ池/怪人別荘/恋女房
解説(寺田透)
【第十二巻 戯曲篇二】1982年1刷 P547 帯・函背ヤケ 本体表紙シミ汚れ
“鏡花劇の極致――幻想劇“天守物語”
若き鷹匠図書之助と天守夫人富姫の絢爛たる恋物語。近代戯曲史上の絶品と称される。他に新派劇の名作「日本橋」等。付年譜、作品年表”(帯文)
目次:
湯島の境内/錦染瀧白糸/日本橋/天守物語/戦国茶漬/かきぬき
解説(村松定孝)
年譜
鏡花作品年表