1996年 14.3×22.1 P266 表紙少ヤケ、少汚れ 天少シミ汚れ
全266ページのうち特集212ページ。
目次:
【日付のない日記 第5回】土、日曜はバス(田中小実昌)
【石の軌跡7】チェザレの家(須賀敦子)
【耳目抄156】海の彼方で(竹西寛子)
【詩】
窓辺の構造体(鈴木志郎康)
駿馬のマーク(倉石信乃)
【掌篇・白のフラグメント】白い鎖(三枝和子)
特集 ドゥルーズ『シネマ』を読む
【本邦初訳】「シネマ」英語版序文(ドゥルーズ 訳:木村建哉)
【DによるD】インタヴュー 観客としての哲学者の肖像(ドゥルーズ 聞き手:エルヴェ・ギベール 訳:野崎歓)
【全貌】
映画の本性 ドゥルーズとベルクソン(前田英樹)
ドゥルーズ『シネマ』の全体像(木村建哉)
【image-mouvement】
映画の分類学(ローパース 訳:暮沢剛已)
物質の眼差し、世界の欠伸(澤野雅樹)
【image-temps】
称讃し愛するもののために(丹生谷貴志)
イマージュの空隙(宇野邦一)
【『シネマ』以前】
思考の不能と映像体験 アルトーが映画を信じていたころ(四方田犬彦)
講演 ロブ-グリエによるロブ-グリエ 一九九六年五月三〇日 於東京日仏学院(ロブ-グリエ 訳:三浦信孝、福崎裕子)
【『シネマ』以後】
自転車の記憶 ジル-ドゥルーズと北野武のあいだ(堀家敬嗣)
ドゥルーズ『シネマ』と映画の現在(兼子正勝)
【ヌーヴェル・ヴァーグ】
ドゥルーズに映画を教えた男 セルジュ・ダネーとの遭遇(野崎歓)
ドゥルーズによるゴダール ヌーヴェル・ヴァーグ以後とはなにか(中条省平)
【資料】
監督索引 『シネマ』インデックス 付『シネマ』内容一覧
口絵構成 結晶(編:堀家教嗣)
コラム ワールド・カルチュア・マップ
【イギリス】パッションとしてのロック批評 ニック・ケント『ロックの裏側』(陣野俊史)
【フランス】蜜蝋の封印 アヴィニョンのメレディス・モンク(副島博彦)
園田みどり
【ドイツ】オンナ万歳! シュトレールヴィツの『誘惑』(園田みどり)
【イタリア】翻訳をめぐるタブッキの短篇(堤康徳)
【ラテンアメリカ】ジャーナリズムへの復帰 ガルシア=マルケス『ある誘拐のニュース』(安藤哲行)
【ロシア】ロシア・シンボリズムの再評価の兆し(上野理恵)
【香港】パートナーは期限切れの日に替わる 王家衡『天使の涙』(藤井省三)
【幻想通信】アート系CD-ROMの可能性(大瀧啓裕)
【遠い街】ドクトゥール・ウルサン(堀江敏幸)
【今月の作品】(選:飯島耕一)
【われ発見せり】晚夏隠里考(武村知子)