1995年 14.2×22.0 P334 表紙少ヤケ、少汚れ 小口および扉ページ端少ヤケ
全334ページのうち特集230ページ
目次:
【新ビデオラマ―もう一つの映画観 第四夜】 光を求める人々 『ヴィジョンズ・オブ・ライト 光の魔術師たち』『光で書く、撮影監督ストラーロ』(山田宏一)
【耳目抄144】 「ここを、見よ」
【『パサージュ論』マルジナリア4】 モード、再生の未来(鹿島茂)
【イデアル・ホームズの設計―夢の家政学 最終回】 未完の家政学プロジェクト(柏木博)
【詩】
立眼のファド(運命)(長谷川龍生)
ふしぎの国で(藤井貞和)
再生する光(高貝弘也)
SUPERLOVER(江口勝之)
【研究=ランボー研究の現在】 我慢の祭(中地義和)
特集・ラフカディオ・ハーン
【怪奇・幻想と過剰性の観察者】
ハケルダマ ハーンの記事と藤村のスケッチ(平川祐弘)
ハーンのネルヴァル論(入沢康夫)
ハーンのマゾヒズム 「おしどり」を読む(西成彦)
胃袋から心へ ハーンと食のグロテスク(A・ローゼン 訳:西成彦)
増殖する雪おんな 「雪おんな」小論(藤原万巳)
【思想家ハーン】
『日本―一つの試論』補注(斎藤正二)
般若とプラジュニャー ハーンにおける二つの仏教(竹内信夫)
「へるん文庫」とハーン アメリカ時代のハーンと蔵書形成をめぐって(村井文夫)
【人間交流】
ハーンをめぐる二つのアクチュアルな問題(仙北谷晃一)
猫をめぐって チェンバレンとハーン(小川敏栄)
ビスランドとハーン “七六日間世界一周”の女性との交流(工藤美代子)
新資料 ハーンの父母象とその変容 自筆草稿を手がかりに(関田かおる)
【日本への垂鉛】
新「江ノ島行脚」(辻原登)
新資料 「神々の国の首都」取材ノート 創作過程の一考察(横山純子)
八雲星雲 ハーンをとりまく日本文学小史(速川和男)
ラフカディオ・ハーン イギリスと日本のあいだで(G・ヒューズ 訳:玉井ショウ《日+章》)
【移動・交通・辺縁】
カリブ雑記 ハーンのことなど(西江雅之)
修辞としてのギリシア(遠田勝)
ハーンのイスラム諸国物語 主要作品の典拠と註解(杉田英明)
徹底討論 ケルトの西、シンシナティの南(西成彦、鶴岡真弓)
【資料】
ハーン/八雲主要著作解題(牧野陽子)
ライフカディオ・ハーン/小泉八雲略年譜
コラム・ワールド・カルチュア・マップ
【アメリカ】獄中詩人の書いた小説(越川芳明)
【フランス】ジョイスによるジャズ A・オデール『アナ・リヴィア・プリュラベル』(大里俊晴)
【ドイツ】ささやかな死 ブリキッテ・クロナウアの長篇(園田みどり)
【イタリア】〈悲劇の平穏〉から〈魔術的リアリズム〉へ(望月一史)
【メキシコ・神戸】帰還のエレジー メキシコ、そして神戸(安藤哲行)
【ロシア】幸福な男の話 アレクサンドル・グレーゼル(鈴木正美)
【中国】台北・外省一家の“飲食男女”(藤井省三)
【南アフリカ】南アフリカ・ポストモダン(福島富士男)
【幻想通信】日本男児必携ヴューアー(大瀧啓裕)
【研究=ホモセクシュアル・レポート】 Queer America レズビアン・ゲイ文化研究のフィールドワーク・ノート(浜名恵美)
【今月の作品】
【われ発見せり】パラドクシカルな静けさ(伊藤制子)