1979年8月号 20.7×27.5 P104 表紙スレ、汚れ、端ヤケ 小口からページ端にかけてヤケ、時代シミ、少シミ汚れ
編集プロダクション「エンジンルーム」が手がける雑誌『ビックリハウス』の別巻として刊行されていた『季刊ビックリハウスsuper』の後継誌。(のちに『スーパーアートGocoo』に改名)。
『季刊〜』時代の“ヴィジュアル・パロディ・マガジン”というコンセプトを引き継ぎつつ、商業美術、現代アート、サブカルチャーなど、同時代の視覚文化に関する話題もとりあげる。
目次:
【国際現在美術館 ダリ風展】
偏執狂的批判的トシちゃんの感激(影山徹)
会話の隔世遺伝(ミレーでもマグリットでもないもの)(信原真治)
ポルト・リガトの考える人(川村孝)
海の皮膚を持ち上げた少女(篠田昌三)
水の影に眠る栃の嵐を見るため……(内山健之亮)
トラ・トラ・トラ(大日本帝国崩壊の予兆)(新井功)
ヴォルテールの虚像が見える奴隷市場(宮西計三)
磔刑(超人的立方体)(木村恒久)
ガラの腕輪をしたモナリザ(渡辺隆)
干物に固執(渋川育由)
映画『追憶』の残像(とみやひろあき)
テーブルとして使われる浮浪雲の亡霊(村上信夫)
富士山を見るフェルメールの亡霊(マエダヒオミ)
古い隠元豆が硬くなった構造(崩壊の予感)(信原真治)
茹でた白豆と黒豆のある柔らかそうな構造(黒星の予感)(西田猛)
聖アントワーヌに誘惑されて殺されて(大木理人)
若い処女の描かれたビルボード(島田勲)
純潔の角を見せる若い処女(竹林賢二)
ジパング・ドンの肖像(赤堀義明)
ダレダ!アトミカ(中村豊)
ダリ論 ダリはダレか(火野鉄平)
ダリ論 〈柔かい時計〉の偏執狂的批判的 ―解釈(谷田杏乎)
ダリ・シンボルマーク・デザイン(つのださとし)
クリエイターへの質問 あの人にここを聞きたい!(まりの・るうにい、鴨沢祐仁、合田佐和子、日暮修一、中山泰、宇野亜喜良、窪田僚)
怪物事典 孫悟空が出逢ったカイブツたち(5)(草森紳一 イラストレーション:湯村輝彦)
発想について(10) 野田哲也の世界 存在の吃水(樋口覚)
女流イラストレーター訪問(10)三村明子 上京、七年目の本気?(榎本了壱)
【花火 ―東京の花火師に聞く】
お家芸“虎の尾”の曲(篠崎由三)
ディズニーランドで百日間(大久保澄)
速射連発で時間を演出(細谷政夫、小林保次)
東京近郊花火情報(撮影:福井喜美子)
玩具花火(山懸常治 撮影:岩瀬陽一)
カリフォルニア幻想派絵画
漫画の中の女性たち(犬養智子)
ロマン・エッセイ つれづれなるまま 四番 ガウディ入悶(粟津潔)
福田繁雄グラフィックトーア(11) SFボックス
木村恒久のヴィジュアル・スキャンダル(11)
ポップ本 シリーズ(1)(萩原朔美)
ビックリハウジング(4)(井上耕一)
外国漫画 ADULT ONLY モーターサイクリストへの鎮魂曲(三浦節)
DIG UP 萩原廣芳 西欧人の目で風景が見えた(構成:伊藤喜孝)
ウォールペインターズ・カタログ(3) 沖山茂 島は極彩色のパレット(構成:窪田僚)
宮西計三の劇画 〈エロス〉の彼方にあるもの(構成:南雲晴樹)
ジャケット・コレクション 最新レコード情報(撮影:荒川健一)
アートは野となれ(4)(窪田僚)
写真集「パンク・ロック・イン・ロンドン」を上梓して(二本木里美)
したたかさというよりはしたたらず(南雲晴樹)
見せるステージングが新鮮なディーヴォ(大和田佳子)
スーパーパース(超透視画報)(ベジタブル・マーK2、佐野恵津子、柳川研一、浅野泰弘、八木沢重之、畠山昭人、吉田良三、マエダヒオミ、矢部茂、塩谷勝、つのださとし、落合紀夫)