1993年 B4判(ページ部分26.1×34.4) P181 函カバー端イタミ 本体裏遊び紙剥がし跡 付録厚紙付
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16世紀ドイツの画家、グリューネヴァルトが描き、19世紀末に再発見された「イーゼンハイムの祭壇画」を紹介、解説する。
祭壇は中央部に両開きになった二重の扉、また左右、下部にも別の扉があり、それぞれの扉および祭壇本体にキリストの生涯と贖いの物語をモチーフとしたさまざまな絵画が描かれる。本書では部分拡大も含めた多数のカラー図版を掲載。
祭壇画および作者グリューネヴァルトについて、ウンターリンデン美術館長も務めた著者による解説を付す。
ほかに祭壇画のためのデッサンや、グリューネヴァルトの他の作品もモノクロ図版で収録。
また、祭壇の構造および絵画の位置関係を理解する便宜として、祭壇画を印刷した付録厚紙は仕掛け絵風に扉が開く。
目次:
序文(クリスチャン・エック)
【イーゼンハイムの祭壇画】
祭壇が閉じられているとき
キリスト磔刑
キリスト埋葬
聖セバスティアヌス
聖アントニウス
祭壇画を最初に開いたとき
受胎告知
天使たちの奏楽
キリスト誕生
キリスト復活
祭壇画を二度目に開いたとき
聖アントニウスの聖パウルス訪問
聖アントニウスの誘惑
彫刻部分
【グリューネヴァルトとイーゼンハイムの祭壇画】
まえがき
第1章 聖アントニウス会とイーゼンハイムの修道院
第2章 祭壇画が閉じられているとき
第3章 祭壇画を最初に開いたとき
〈イーゼンハイムの祭壇画〉のためのデッサン {受胎告知のマリア/手を組んで嘆く婦人/聖セバスティアヌスの腕の習作/聖アントニウスの習作/聖女カタリナ}
第4章 祭壇画を二度目に開いたとき
第5章 祭壇画全体の意味
第6章 グリューネヴァルトの作品の中でのそして同時代の美術の中でのイーゼンハイムの祭壇画の位置
むすび
【グリューネヴァルト全作品とデッサン】
タブロー {最後の晩餐/聖女ドロテア/聖女アグネス/リンデンハルトの祭壇画/キリスト磔刑/キリストの嘲弄/小さなキリスト磔刑/ヘラー祭壇画/アジェフェンブルクの三幅対/シュトゥバッハの聖母/聖エラスムスと聖マウリツィウス/死せるキリスト/タウバービショフスハイムの祭壇画}
デッサン {手を組む初老の婦人/微笑する老婦人/若い女性の頭部/聖母子/王キリスト/聖三位一体/泣く天使の頭部}
参考文献
後記(岡谷公二)