2001年 14.3×22.1 P270 表紙僅汚れ、僅ヤケ、少スレ 末尾ページ僅剥がし跡
全270ページのうち特集159ページ。
目次:
【人間に関する断章9】青春について(中村稔)
【容疑者の夜行列車 第9輪】バーゼルへ(多和田葉子)
【空間の思考2】日常性と世界性(多木浩二)
【聖母のいない国 ―アメリカ小説を読む9】実現すべき自己などない時 モンゴメリ『赤毛のアン』(小谷野敦)
【耳目抄 203】「回想」から回想へ(竹西寛子)
【詩】
俳句航海日誌(清水昶)
青猫以後(松本圭二)
鮫が爆発する 鮮明な印刷の図鑑から、深海の風が(小笠原鳥類)
特集 レイナルド・アレナス めくるめくキューバ文学の世界
【アレナスの文〈体〉】〈霧化する〉文体(鼓直)
【多彩な〈生〉のリズム】レイナルドアレナス・ライブラリー
短篇 「からっぽの靴」
中篇 「パレードが終わる」
講演 「海はぼくたちのジャングル、ぼくたちの希望」
インタヴュー 「猫のフェリクスから生の悲劇的感情まで」
評論 「自由の必要」
声明 「コミュニケ」
詩 詩集『意思表明をしながら生きる』より
【アレナスの〈魅惑〉】徹底討論 夜明け前のレイナルド・アレナス(浅田彰、島田雅彦、星野智幸)
【〈キューバ〉の中のアレナス】
アレナスの魔術的リアリズム(野谷文昭)
熱帯の鳥(マリオ・バルガス=リョサ)
革命とゴキブリ 作家・レイナルド・アレナス前夜(久野量一)
【〈映像〉の中のアレナス】
インタヴュー 寛容とユーモアに満ちた映画(ハピエル・バルデム 聞き手:金谷重朗)
映画『夜になるまえに』(ホルヘ・エドワーズ)
顔をめぐって(杉浦勉)
【〈小説〉の中のアレナス】
遠い渚 レイナルド・アレナスへのオマージュ(野崎歓)
横断的、反=創建的(芳川泰久)
地獄の中の天国から煉獄へ レイナルド・アレナスの「夜になるまえに」(笹田直人)
Re-membering Reinaldo Arenas(東琢磨)
【〈記録〉の中のアレナス】
レイナルド・アレナス著作解題(安藤哲行)
レイナルド・アレナス年譜(安藤哲行)
ワールド・カルチュア・マップ
【イギリス】悲劇を分有すること(本橋哲也)
【フランス】新たなルーセル・ワールド(國分俊宏)
【イギリス/フランス】世界ゴダール会議に参加して(堀潤之)
【ドイツ】一〇月のハイヒールな夜(副島博彦)
【スペイン】ネオ・フランコ時代への警鐘(稲本健二)
【ロシア】北の霊気が前衛を生んだ(鈴木正美)
【香港】九〇年代香港の越境主義を読む(黄淑嫻)
【特別掲載インタヴュー】
アメリカン・クラーベの〈詩学〉(キップ・ハンラハン)
アリアーヌ・ムーシュキンの「演劇論」(アリアーヌ・ムヌーシュキン)
【今月の作品】(安藤元雄)
【われ発見せり】変貌するヴィーナス(相馬俊樹)