2008年 22.1×29.1 P159 帯付、端僅破れ 表紙少スレ
“鉄道紀行『阿房列車』の軽妙洒脱、幻想的小説の摩訶不思議、百鬼園随筆の滑稽と涙の味、七色の人格が奏でる一人の世界。天才的文章家、未だ沈まずや。”（表紙文）
“不滅の作品に敬礼。
頑固と繊細、激情と無表情、やわらかい棘のようなレトリック。時を超えて妙味冴えわたる、百�諒験悗悗両径圈�”（帯文）
目次：
百�了勝憤だ邱闇掘�
【幻想と現のあわい】
冥途 言葉の冥界をさまよう（松浦寿輝）
サラサーテの盤 聞いてはいけない声（最相葉月）
柳検校の小閑 残月の行方（恩田陸）
南山寿 神尚鬼没（古井由吉）
蜻蛉玉 神経の一円玉（赤瀬川原平）
東京焼盡 百間の月（佐伯一 麦）
日没閉門 この世と縁切り（池内紀）
【百鬼園鉄道紀行】（監修：梅原淳 構成・文：酒井香代）
子供ノ時ノ憧憬／阿房列車、出発進行／鉄路の道連れ 阿房列車の主な登場人物／百鬼園流旅ノ極意／東京駅名誉駅長／傷心ノ旅 悲哀ノ旅／百�寮萓犬琉ν兌嵶勝癖検�梅原淳）／百鬼園先生 鉄道路線図
【岡山郷夢 たらちおの記】（文：佐藤聖）
造り酒屋の一人息子 幼年時代 0〜5歳（明治22〜27年）
わがまま放題の若旦那 小学生時代 6〜12歳（明治28〜34年）
文学を志す 中学生時代 13〜17歳（明治35〜39年）
ペンネームは「百間」 六高生時代
コラム
百�里陵靴鵑澄峺絣旆�」（文：万城あき）
十七歳の日々をつづった「休暇日誌」（文：万城あき）
初恋のマドンナ清子さん（文：佐藤聖）
【東京沙書帖 純粋文章の境地へ】（文：佐藤聖
上京、夏目漱石門下となる 東京帝国大学生時代 21〜26歳（明治43〜大正4年）
独逸語教師として一家を支える 大家族時代 27〜32歳（大正5〜10年）
作家としての出発 砂利場大将時代 32〜42歳（大正10〜昭和6年）
百鬼園先生、面日躍如 合羽坂時代 43〜49歳（昭和7〜13年）
夢獅山房と掘立小屋の主人 日本郵船嘱託時代 50〜56歳（昭和14〜20年）
酒仙、鉄道の旅に出る 三畳御殿時代 57〜67歳（昭和21〜31年）
まあだだよ 日没閉門時代 68〜81歳（昭和32〜46年）
コラム
個性的な俊才が集った文学サロン〈漱石山房〉の人びと
愛すべき先輩との友情と離反 森田草平
天才ゆえの狂気を分かちあった友人 芥川龍之介
飄々として孤高であった風船画伯 谷中安規
琴の師匠にして無二の友への哀悼 宮城道雄
追悼―「日没閉門」（文：編集部）
【百鬼園我儘帖】（文：編集部）
阿房の鳥飼／錬金術／タンタルス／御馳走帖／弾琴図／マゴの手の効用／浴衣生活／帽子と軍手／飛行時代／火事見物／昼はひねもす／イヤダカラ、イヤダ／俳句酔筆
内田百�痢｜�作一覧
百�里慮龍拭Σ�山ゆかりの場所
内田百�痢［�年譜
