1993年 14.3×22.0 P230 表紙少ヤケ、少汚れ 小口少シミ汚れ、少イタミ
全230ページのうち特集140ページ。
目次:
【江戸の盛り場遊歩記 10】本所深川の形成(海野弘)
【耳目抄 132】海霧の牧場(竹西寛子)
【詩】
ころがりこんできた太陽(白石かずこ)
北上詩篇(城戸朱里)
翼について(早板類)
コカ・コーラの赤、黒板の緑(倉石信乃)
【中国映画の現在】インタヴュー 映画『ロアン・リンユイ(阮玲玉)』を語る(関錦鵬《スタンリー・クワン》 インタヴュー・構成:北小路隆志)
特集 聖なるフリークス ダイアン・アーバス
【カメラマン・エッセイ】
ダイアン・アーバス・Comography・(川田喜久治)
看護婦と猛獣使い(港千尋)
奇妙《ウィアード》なテカリ(神蔵美子)
【アーバス体験】
ジャック・ドラキュラ他〈偽ノート〉(飯沢耕太郎)
ダイアン・アーバスワークショップ・ドキュメント ダイアンと僕《イッコー》 1971年のノート(奈良原一高)
【死への遡行】SF短編 ダイアン・アーバス 自殺のポートフォリオ(マーク・レイドロー 訳:白石朗 絵:澤田早苗)
【視線・対象・欲望】
写真に写らないものへの誘惑(大島洋)
ダイアン・アーバス― 人間のサイズと数をめぐる考察(鈴村和成)
垂直に下りる ダイアン・アーバスと《他者の肖像》(鷲田清一)
メデューサのイメージ(田崎英明)
ダイアン・アーバスの「衣装」(北小路隆志)
【ジェンダーとセクシュアリティ】
ふたつの眼差し 父なるものの影(笠原美智子)
アリスの時間(園田恵子)
【フリークス・ドキュメントの系譜】
ディスフォリア/ユーフォリア 装置からメディアへ、あるいはアーバスとゴールディン、クラーク(椹木野衣)
この世に歪んでいないものはない(友成純一)
ルポルタージュのレアリスム(P・ロジェ 訳:堀江敏幸)
【境界線を挟んでのアーバスとアラーキー】徹底討論 写真とは悪意であり、死であるが……(荒木経惟、伊藤俊治)
コラム ワールド・カルチュア・マップ
【アメリカ】ラハイナの日系人の村(青山南)
【イギリス】「オルランド」の性は ウルフの小説とポッターの映画(加藤光也)
【フランス】自明なものを語ることの困難についての対話 あるいはシャンタル・グリムについて(大里俊晴)
【ドイツ】「夢のデート」とフェミニズムのあいだで K・V・ガルニアー『化粧を落として!』(瀬川裕司)
【イタリア】ゆえに私は多くの者を追いこし、私を追いこす者に追いつく 『チェッリーニ自伝』(望月紀子)
【スペイン】注釈の行方 インドゥライン監修「カストロ双書」(稲本健二)
【ロシア・東欧】謎だらけのロシア文学 ゴーリキーの「暗殺」とショーロホフの「盗作」をめぐって(沼野充義)
【中国】天安門からの“長征” 香港演芸学院・東京公演によせて(藤井省三)
【特別企画 エクスタシスと強度】ランボー「新しい韻文詩」論(湯浅博雄)
【今月の作品】
【われ発見せり】ちょっといやな話(小林昌廣)