1976年初版　四六判　P254　帯破れ数ヶ所、スレ、背ヤケ、端イタミ　函スレ、キズ、イタミ　本体表紙少ヤケ、少汚れ　小口少ヤケ

“自由に眠りかつ語り、眠りかつ書くことのできた「霊媒」詩人―初期シュルレアリスムの忠実な使徒であるデスノスは、二十世紀屈指の「愛」の歌い手でもあった。本書は、白熱するオートマティックな言語と渦巻く夢幻のなかに、エロティスムの究極相を現出させ得た彼の代表作である。”（帯文）

目次：
自由か愛か！
　アルチュール・ランボーの《夜を明かす者たち》
　Ｉ　ロベール・デスノス
　ＩＩ　夜の深さ
　ＩＩＩ　眼にみえるものは、すべてこれ金
　ＩＶ　玩具の部隊
　Ｖ　飢餓の入江
　ＶＩ　死に抗議するパンフレット
　ＶＩＩ　世界の啓示
　ＶＩＩＩ　見渡すかぎり
　ＩＸ　幻影の宮殿
　Ｘ　はちどり園《ハミング・バード・ガーデン》寄宿学校
　ＸＩ　鳴りひびけ、サンテールの太鼓よ！
　ＸＩＩ　夢の所有

喪には喪を

解説（巖谷國士）