山本健吉全集 本巻16+別巻1 全17巻揃 講談社

昭和58〜60年 四六判 各巻帯背ヤケ、少イタミ 函元パラおよび本体元パラ少イタミ 第2、5、8、13巻帯破れ、イタミ大 その他各巻の状態は商品説明をご参照ください

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昭和58〜60年 四六判 各巻帯背ヤケ、少イタミ 函元パラおよび本体元パラ少イタミ 第2、5、8、13巻帯破れ、イタミ大

【第一巻】昭和58年 P418 帯背ヤケ 本体元パラおよび小口汚れ
“読売文学賞を受けた、「詩の自覚の歴史」「柿本人麻呂」「抒情詩の運命」等を含む『古典と現代文学』は、著者の文学的名声を一挙に高めた。また『行きて帰る』は折々に書かれた著者の古典論の集大成である。”(帯文)
目次:
古典と現代文学
行きて帰る
解説(丸谷才一)
解題(編集部)
月報:対談 藝術のいのち(井上靖、山本健吉)

【第二巻】昭和58年 P414 帯破れ大、イタミ大
“これは、卓越せる現代文学者である著者が、渾身の力をふるった柿本人麻呂、大伴家持の全体像である。独自の創意、創見が各頁に輝く。労作『柿本人麻呂』は年度の最高作品として読売文学賞を受賞した。(帯文)
目次:
柿本人麻呂
大伴家持
萬葉集
古今和歌集
解説(上田三四二)
解題(編集部)
月報:文学者の逞しさとは(田中千禾夫)/ある季節の孤立 「国民文学論争」と山本健吉(磯田光一)/道真のこと家持のこと(目崎徳衛)

【第三巻】昭和58年 P370 帯スレ、端イタミ
“これは本年度文化勲章に輝く著者畢生の作である。著者はこのテーマを三度試みた。千枚を超える最終稿『詩の自覚の歴史』が成るには実に二十五年の歳月が必要とされた。本書は日本文学大賞受賞の作”(帯文)
目次:
詩の自覚の歴史
原 詩の自覚の歴史
解説(佐竹昭広)
解題(編集部)
月報:遭遇(柴生田稔)/人声や 山本健吉世界小感(宗左近)/忍月の血脈(十川信介)

【第四巻】昭和59年 P410 本体元パラ背少汚れ
“古典、詩、文芸批評の果てに、著者が行きついたのは日本美への源流であった。『いのちとかたち』は著者五十年の文業の結論であり、日本文化探求の輝かしい達成であった。野間文芸賞受賞作品。”(帯文)
目次:
いのちとかたち ―日本美の源を探る―
天際の借景
解説(高階秀爾)
解題(編集部)
月報:マイナーポエット(宮柊二)/「三国演義」の世界(尾崎秀樹)/新吉野伝授(中上健次)

【第五巻】昭和59年 P316 帯破れ大(完全に2つに断裂しています)、折れ大
“芭蕉は俳諧の大成者であるとともに日本美の極限を生きた。著者が心血をそそいだ『芭蕉』(読売文学賞受賞)は、必読の座右の書として不朽の光を放っている。他に著者の芭蕉に関する重要評論を収録。”(帯文)
目次:
芭蕉 その鑑賞と批評
解説(大岡信)
解題(編集部)
月報:人徳の人(本多秋五)/山本さんの若さ(川村二郎)/「近松の周辺」について(渡辺保)

【第六巻】昭和58年 P409 函元パラ端少破れ
“今日までの芭蕉研究の成果を踏まえたこの書には、随所に学問の精緻さと文学者の感受性がうかがわれる。句作における芭蕉自身のこころの動き、感動の息づかいが、著者ののびやかな文章を通して伝わってくる。”
目次:
芭蕉全發句
解説(尾形仂)
解題(編集部)
月報:対談 藝術のいのち(承前)(井上靖、山本健吉)

【第七巻】昭和59年 P403 本体小口汚れ
“これは『芭蕉』『俳句の世界』『最新俳句歳時記』『日本大歳時記』等を手がけてた著者が、作品の鑑賞と批評を通し、現代俳句の特質と可能性を追求したもの。他に俳句作家論や歳時記についての論考を含む。”(帯文)
目次:
現代俳句
現代俳句作家論
歳時記について
解説(川崎展宏)
解題(編集部)
月報:中京の一夜(小島憲之)/文学者の家系(梅原猛)/山本さんと私(杉森久英)

【第八巻】昭和59年 P420 帯破れ大、イタミ大
“文芸批評界の第一人者であり、同時に俳句界最高の指導者でもある著者の、これは俳句に関する理論の書であり、その到達点である。平易な文章のなかにおのずと俳句の本質、実態が浮び上る。”(帯文)
目次:
俳句の世界
漂泊と思郷と
解説(飯田龍太)
解題(編集部)
月報:山本健吉と私(江藤淳)/生身の批評家(高橋英夫)/父につながる縁(辺見じゅん)

【第九巻】昭和59年 P424 函元パラ端少破れ
“釋迢空即ち折口信夫は著者の青年時代からの師であり、決定的な存在であった。その影響とそこからの超脱が著者の文学者としての歩みといえよう。本巻収録の二著は師と著者のあいだに発せられた光芒である。”(帯文)
目次:
釋迢空
短歌 その器を充たすもの
解説(岡野弘彦)
解題(編集部)
月報:あれこれ五十五年(伊藤信吉)/宗匠の山登り(福田宏年)/『古典と現代文学』の頃(大久保房男)

【第十巻】昭和59年 P420 函裏凹みキズ
“『私小説作家論』は著者の記念すべき第一評論集である。文学者はその処女作にむかって成熟するとするなら、これはその典型といったものだろう。他に『十二の肖像画』ならびに初期文学論を収める。”(帯文)
目次:
私小説作家論
十二の肖像画
初期文学論抄
解説(野口冨士男)
解題(編集部)
月報:たんかを切らない批評家(山崎正和)/原意の探求(上田正昭)/ラジカルな思想家(岩波剛)

【第十一巻】昭和58年 P439
“「詩の自覚の歴史」に立つ場合、日本近代文学は、いかなる位置・評価を与えられるだろうか。これは『私小説作家論』から出発した著者の近代文学四十年にわたる研鑚の成果であり、創見あふれる総決算である。”(帯文)
目次:
漱石 啄木 露伴
正宗白鳥 ―その底にあるもの―
明治作家論
解説(遠藤周作)
解題(編集部)
月報:パリから(河盛好蔵)/人間的なさわやかさ(遠山一行)/雪ふりつむ(芳賀徹)

【第十二巻】昭和58年 P385
“これは近代日本の代表的詩人を論じた巻である。公正にして犀利な著者の鑑賞眼は、詩人の機微にふれ、特徴を捉え、ついに詩人をして詩人たらしめるその魂に迫る。”(帯文)
目次:
近代日本の詩人たち
子規と虚子
解説(清岡卓行)
解題(編集部)
月報:長崎の縁も加わって(佐多稲子)/『いのちとかたち』に脱帽する(巌谷大四)/三度の學び(那賀太郎)

【第十三巻】昭和59年 P398 帯イタミ大 函元パラ破れ 本体小口少汚れ
昭和三十年代著者は文壇の指導的評論家として、毎月文芸時評に筆をとり、また物語性の回復等おおくの提言を行った。本巻収録の作品は、現代文学に賭けた著者の、時代の証言であり、決意の表明であろう。”(帯文)
目次:
小説の再発見
現代文学覚え書
小説に描かれた青春像(抄)
きりしたん事始
解説(中村光夫)
解題(編集部)
月報:山本さんの律儀(司馬遼太郎)/山本さんと金沢(沢木欣一)/『いのちとかたち』とのめぐりあい(谷田昌平)

【第十四巻】昭和59年 P629 本体元パラ少破れ
“本巻は、さきの明治作家論(第十一巻所収)につづく、大正期以降の現代作家論である。著者の、これまでに書かれた、ぼう大な作家論、文学論の総体は、あたかも日本近代文学史を形成するおもむきがある。”(帯文)
目次:
現代作家論
解説(佐伯彰一)
解題(編集部)
月報:しずかな風(戸板康二)/二人の父(角川春樹)/山本健吉氏と精神力(下出積與)

【第十五巻】昭和58年 P399
“ことばは文学の源であり、そのいのちでもある。本巻は数々の文学賞に輝く著者の数十年にわたることばの総集である。磨き抜かれた日本語の精髄がここに凝集する。現代文学が達成した到達点といえよう。”(帯文)
目次:
ことばの歳時記
ことばの季節
日本の言葉(抄)
解説(細見綾子)
解題(編集部)
月報:鎮魂の術(佐藤朔)/音のなかに建立する(岩田慶治)/展覧会での山本氏の顔(栗田勇)

【第十六巻】昭和59年 P441
“これは著者の積み重ねられた学芸と年輪からおのずから滴り落ちたものである。澄明な文章はその底に幽邃なおもむきを秘める。『狐の提灯』には山本文学のひとつの鍵である「自伝抄」を収む。”(帯文)
目次:
遊糸繚乱
猿の腰かけ
狐の提灯
年譜
著作目録
解説(竹西寛子)
解題(編集部)
月報:赤ん坊と切抜帳と『日本詩歌集』(庄野潤三)/「細み」志向の一痕跡(高野公彦)/摩理勢の死(上原和)

【別巻】昭和60年 P403 函下角僅イタミ
“本巻の大部分は単行本未収録である。文学界の第一線にまたその頂点に立つ著者が、折々に書きついだものだ。文化勲章に輝く著者の、四十年にわたる戦後日本文学の推移を示す貴重なる現場証言である。”(帯文)
目次:
文学論
旅のこころ(抄)
解説(磯田光一)
解題(編集部)
月報:個人的な思い出あれこれ(矢代静一)/「春鶯囀」と山本健吉(紅野敏郎)/山本健吉氏の肉声(近藤信行)
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