1966年　ページ部分15.8×20.8　P614　函少イタミ　本体背少ヤケ　小口時代シミ

目次：
【軍艦茉莉】
安西冬衛について（北川冬彦）
１　｛軍艦茉莉／閹人　《けものへん＋咼》氏／新彊の太陽／勲章／真冬の書／暮春の書／庭／誕生日／再び誕生日／澄める町／・・・ほか｝
2　｛徳一家のlesson／犬／村／シルクハツトのある卓布／あの道　ノ早春／春／海／曇日と停車場／蝙蝠傘のあるタブロー／理髪師／・・・ほか｝
3　｛肋子／肋大佐の朱色な晩餐会／黄河の仕事／養狐会社の書記／向日葵はもう黒い弾薬／骰子／百年／途上／曇日と停車場／犬／・・・ほか｝
4　｛タンポポ／民国十五年の園遊会／櫛比する街景と文明／夜行列車／門／河口／雪毬歌／籃刀／石油／土耳古／・・・ほか｝
5　｛易牙／長髪賊／菊／地球儀／遊戯／文明／松の花／鶫／無花果／道／Souvenir／冬／物集茉莉｝

【亜細亜の鹹湖】
政治は家具に包囲されてゐる　｛亜細亜では河を認めます／二つの河の間／政治は家具に包囲されてゐる／平和と戦争／商売敵／畢生の冒険｝
渇ける神　｛軍艦肋骨号遺聞／八面城の念力／怒る河／蟻走痒感／オルドスの幻術／汗の亡霊／幻／黒き城／三つの天幕／毒｝

【大学の留守】
大学の留守　｛大学の留守／下市口にて／定六／韃靼海峡と蝶／再び韃靼海峡と蝶／堕ちた蝶／測量艦　不知奈／美しき日本の冬の夜の設計／蕪とアスファルト／未だ冬／・・・ほか｝
北　｛偉大な料理人の一粒の塩／政治上多少の陥穽／黄ろい急行列車で智利へ／権謀と術数／包囲／廃語／祖述／活仏／贋造の仏陀と四十一人の仏弟子／契約の櫃／・・・ほか｝
輯後

【韃靼海峡と蝶】
「韃靼海峡と蝶」の位置
マーキュリーの飛翔　｛バルカン｝
悪魔の紋章　｛章侯爵夫人のScandale／古きチワワのスペイン風の壁／肉桂｝
地理　｛百人の僧侶｝
焼ける砂糖のそばで　｛暮春のために／レエテのほとりで／有孔虫の億劫の眠りの中を｝
風俗と風儀　｛夜の甲冑／なぜ月見草は鉄道用地を好むか／西風の街道／有翼椅子／白いコーモリ／壮大な登攀｝
輯後に

【座せる闘牛士】
扉辞　Ｉ
扉辞　ＩＩ
｛丸坊主／島の人／地理／西班牙Ｉ／〃ＩＩ／〃ＩＩＩ／陸橋と落日／百年の家具／異形の沙漠／巻パンの思想／・・・ほか｝
マニフエスト｛現代詩解読の困難について／Ｆ・Ａとその方法／ＯＢとＦＷ｝
『座せる闘牛士』について

【『座せる闘牛士』以後（およびその他の未刊詩篇）】
Ｉ
　一鱗翅類蒐集家の手記　1949〜1950
　煉瓦積人足の手記（後半期以後「西班牙の証言」として発表）1950〜1955
　死語発掘人の手記　1948〜1955
ＩＩ　1949〜1965
ＩＩＩ　1950〜1965
ＩＶ　1939〜1951

【自伝遺稿】
生涯の部分　｛文明／資質／砂漠／蝶／稚拙感／職業／オブジエ／敵／献身の杖／砦／道｝
自伝のためのノート
自伝（半風俗）

【解説】
安西冬衛回顧（滝口武士）
楽しきかな出会い（小野十三郎）
安西冬衛との渡り合い（北川冬彦）
年譜
参考文献
追記