神と自然の景観論　信仰環境を読む　野本寛一　講談社学術文庫

2006年　文庫判　P289　カバー袖応募券切り取り

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2006年　文庫判　P289　カバー袖応募券切り取り

“日本人は何に神聖感を抱きいかなる景観の中に神を見たのか。噴火する山、揺らぐ大地、暴れる水は畏怖の対象であり、岬・先島は常世への通路、磐座は神霊の核であった。また洞窟・淵・滝・立神などの自然地形に秘められた神意、松・杉・椎・タブなどの巨樹に蔵された侵すべからざる威力。全国各地の聖地の条件を探り、それにまつわる民俗を紹介する。”（カバー裏紹介文）

目次：
緒言　信仰環境論の視角

第一章　環境畏怖要因と信仰の生成
　｛1　火山と地震／2　湖口・河口の閉塞と氾濫／3　暴風・悪霊の防除―鎌の民俗をめぐって｝

第二章　地形と信仰の生成
　｛1　岬／2　浜／3　洞窟／4　淵／5　池／6　滝／7　峠／8　山の結界点／9　磐座／10　地獄と賽の河原／11　川中島／12　離島―鳩間島／13　神の島―沖ノ島へ／14　立神・先島・湾口島／15　温泉／16　山｝

第三章　聖樹の風景と伝承
　｛1　松／2　杉／3　椎／4　栃／5　タブ／6　ガジュマルその他｝

第四章　環境保全の民俗と伝承
　｛1　樹木保護の民俗と伝承／2　水の汚れと地主退去伝説｝

第五章　神話の風景
　｛1　天岩屋／2　高千穂／3　笠沙岬／4　鵜戸｝

第六章　道祖神祭りの風景　―甲斐の太陽

あとがき
解説
写真索引・事項索引