1976年 四六判 ソフトカバー ビニールカバー付 帯背少ヤケ 本体背汚れ 小口ヤケ、少汚れ
目次:
【詩集〈眠るひとへの哀歌〉全篇】
*眠るひとへの哀歌
{白い手/眠るひとへ/不在の手/旅へ/炎/音楽/朝食/海への扉/手を逃れて}
*祈りの翅
{朱/洞/翅/棘/鏡/沼}
*水の中の声
{夜、翼は遠いために/指と水仙/人形/遠くへ行った人と俺/水仙の一束が届けられた/ある朝/譚/氷雨}
*蝕まれた人
{敗戦図/蝕まれた人/「不明氏の墓」に寄せて/凍える花/行列/十二月の僧院/翼と影/歳暮の天使/挽歌/愚神}
*白日のフォーヌ
{氷の女/唇に寄す/草上哀歌/即興詩(・星 ・正午 ・蛙)/息/優雅な犯罪/首吊りのうた/屍体/雨の夜/白日のフォーヌ/邦}
あとがき
【詩集〈水星の騎士〉全篇】
短唱/かげらふの恋/羽虫/「貧しき子の夢」抄/青きかなしみ/毒蛇/未亡人の夜/三者/ひねくれもの/登場/己惚/白い犬/時を送る唄/地球追放/黒猫に/罪の日/水星の騎士/秘密/塔/あしおと/酒場にて/残骸/四月の会話/地平線のうた/少年の夜/果樹園断章/兄/ある序詩/囚人の歌/涙のあとに/ある家の夜/小さな家の火事/わが眼のうた/速達/他人に/ちちははとその子のうた/二月の或夜に/海を渡り終へた基督/ひぐれと子供達/蟻の詩人/五月を送るうた (・草の夜 ・薔薇に寄す ・旅立ち ・小犬と蛇 ・月との喧嘩 ・くりや風物 ・古い館の詩 ・五月の入口)/断章/谷底の詩/矢
あとがき
【拾遺詩篇】
*戦中詩篇
{鐘/暗き部屋にて/六月ノ遺書/消ゴムの唄/敗戦}
【戯詩・時の馬車】
*〈白日のフォーヌ〉前後
{病室/断片/横顔/風の中/祝砲/点景/港にて/夜がその死を教へてくれた…/河明り/邦/五月/公園/鍵/奇妙な水族館/水死人}
*〈水の中の声〉拾遺
{からっぽの掌に寄す/隊商/指の翼/LARME NOIRE/戯詩二篇(・唇を? ・死ね!)/終りの唄}
*〈眠るひとへの哀歌〉前後
{修羅/音/黄/刻/声/花/病院}
*<祈りの翅>前後
{風/街で/友人および/夜会/独楽/緑の教え}
*新詩選
{箱}
【戦中日記】
「彼方より」抄
【エッセイ】
幻想庭園
【小説】
チッペンデールの寝台
【作品論】
抒情と幻想・白と赤(小海永二)
【詩人論】
今晩は、眠り男(塚本邦雄)