2013年 14.4×22.0 P245
全245ページのうち特集189ページ。
目次:
人生に関する断章18 「平家物語」について(その四)(中村稔)
詩
{駅前広場・未来風景(中村稔)/黒塚(大江麻衣)}
耳目抄310 「やさしい古典案内」のこと(竹西寛子)
新連載・屋根裏の私の小さな部屋 おるすばんと嵐(大庭賢哉)
今月の作品 (夏野雨、川田果弧、野口やよい 選:日和聡子)
われ発見せり 「道化は街路に降りてくる」(立花史)
【特集 山口昌男 道化・王権・敗者】
知を言祝ぐ
{軽業としての学問 ヘルメス・トリスメギストスとトリックスター(高山宏、中沢新一)}
「山口昌男」以前
{本郷 国史学科のころ(大隅和雄)/遅れて来たものの回想(子安宣邦)/山口昌男さんとのこと(西江雅之)/山口昌男に訊いておきたかった緊急問題(磯崎新)}
道化の読み方
{道化と幻想絵画 イコンの遊戯(山口昌男)/ウィリアム・ウィルフォード『道化と笏杖』書評(山口昌男)}
山口昌男と/にみた夢
{アルス・エルディータ 澁澤龍彦と山口昌男(高山宏)/素描的精神の鉱脈 デシナトゥール山口昌男(今福龍太)/挑発と悲観(四方田犬彦)/ヘンな一日(池内紀)/山口昌男追悼 才能を育てた才能(上野千鶴子)/山口昌男さん、記号論と方法詩をありがとう(篠原資明)/そこにすわれ、本を読め(菅啓次郎)/山口昌男先生のギフト(吉成秀夫)}
学問はやがて愉しき
{山口昌男、または弁証法のゆくえ(赤坂憲雄)/師の説になづまざること 山口昌男における神話の意味(東ゆみこ)/「世界はいたるところで棍棒の一撃を必要としている」 山口昌男作品の放つ異様な輝き(春日直樹)/「歴史学的思考への挑発」 山口昌男の一九七○年前後(成田龍一)/「挫折」と「敗者」 「北の人」の「孤独」(大月隆寛)/縁と跳躍 山口昌男における「敗者」の手法(青木深)/遊びを知り、知で遊ぶ 山口昌男、遊びの骨法(山本貴光)/固有名とネットワーク 方法(なき方法) としての山口昌男(大澤聡)/勝手によみがえれ 道化論の展望(志村岳彦)}
“山口山脈”登攀案内
{山口昌男主要著作目録+重要著作解題(山本貴光)/山口昌男略年譜(川村伸秀)