平成2年　A５判　P571　函少汚れ　本体表紙スレ、背少ヤケ　天ヤケ　別紙栞付

目次：
I
【帰源詩篇】
第一部
　I　宜告／II　樹木
第二部
　I　晚夏／II　深淵／III　memento mori.／IV　私はカタツムリ　―ダリに寄せて―／V　セイタカアワダチソウ　よ／VI　五月に　―M子に―／VI　虚空／VII　はてしない夏　―Endless Summer '82　に寄せて―／IX　netamorphosis／X　ポセイドン・アイゲウス　―井出則雄に―／XI　星座アンドロメダ／XII　木々は光を浴びて　―森有正に―／XIII　「耕土潤江」碑に寄せて／後書

【わがCredo】
第I部
　I　存在　｛1　夜の樹木／2　credo｝／II　火　｛1　火／2　火／3　火｝／III　種子の記憶
第II部
　I　もろもろの矢／II　アーナンダよ／III　きけ　イスラエルよ　｛1　きけ　イスラエルよ／2　神の国／3　血と神秘｝／IV　唯一者／V　エムペドクレスの宇宙　｛1　エムペドクレス頌／2　エムペドクレス頌／3　エムペドクレス頌｝／IV　永遠の今　nunc aeterum
第III部
　I　アダム／II　地の民（アム・ハアレツ）／III　否定辞／IV　死者の者／V　カイン／VI　物質の原理　｛1　黄金伝説／2　暗黒なる神／3　パトモスよ｝／あとがき

II
【虚の自画像・抄（未刊）】
虚の自画像｛虚の自画像I〜IV｝／一期集｛窓／庭／雨／風／道／泉｝

【現象学的な・アプローチ】
わが太平洋―倫理学ノート―｛わが太平洋1〜39｝／現象学的な・アプローチ　｛現象学的な・アプローチ1〜29｝／あとがき

【藤一也詩集】
Une Existence　｛荒野の経験／使徒／姦淫の女／坂／廃帝／ゲッセマネ／滅亡｝／蒼ざめた馬とランプ／青い塑像／黒いオブジェのある風景　｛ひまわり　二題／受話器／黒いランプ／おんな／皿／Cogito, ergo, Sum.｝／城とランプ／室内楽　五題／Vacanceの終り／Vieの樹／踊子／少年時代｛ある夏の宵／葡萄の実の熟する頃／降誕祭｝／木の十字架（エヴァの詩篇）／ドラムが鳴っていた……／暗いベッド／詩三篇　｛鳥／ノアの方舟／黒人霊歌｝／冬の雁／短詩　｛枝の祝日／磔刑｝／ピェール・ジャン・ジューヴへ｝／氷島　他二篇　｛氷島／静物／鳥｝／二題　｛うお／とり｝／針鼠／黙示／火の三部作　｛火の秩序／火の確証／火の伝説｝／〈後書〉

【初期詩篇（未刊）　一九五〇〜五六】
「詩学研究会」｛都会風物詩／聖金曜日のための讃歌／降誕祭／五月のスナップ・ショット／鏡／秋の女／死者の季節／晩夏｝／「草苑」　｛死者の祝日　五篇｝／「方」　｛破滅した世界／動物詩集（「わが博物誌」）／鳥／深淵｝／「時間」　｛小主祷文／冬と亡命者　（鉄の破片／獣／室内）｝／踊子と傀儡師　｛舞踏室にて／パントマイム／バレリーナ｝／食後の唄　他二篇　｛食後の唄／爽快な日曜日／夜の壺｝／顔／刺とレモン／オルフォイス変貌／翔ける谷間／触／一九五六年降誕祭に　―ハンガリーを憶う―／黒い弥撒／純粋な時のために　II・V・VI・VII／十二月　おお樹々よ　盲いた窓よ／二題　｛アコルの谷｝

年譜
藤一也における形而上詩の出発（渡辺元蔵）
全詩集の後に