2000年2刷 四六判 ソフトカバー P158 ビニールカバー上端イタミ ページ下角薄く折れ跡
目次:
【詩集〈罠〉から】
朝/迷装《カモフラージュ》/秋の支度/難破/明日/昆虫採集箱/冬/印画/夜の明ける都会
【詩集〈体操詩集〉より】
体操/鉄亜鈴(一)/鉄槌投/鉄棒(一)/鉄棒(二)/高障害/飛込(二)/拳闘/槍投/競走
【体操詩集・拾遺から】
手
【詩集〈抒情飛行〉から】
故園の春/抒情飛行/夜の中/農夫/近代修身/園丁はもう歌わない/遠いこえ
【詩集〈珊瑚の鞭〉から】
春の時間/九月の歌/秋の日/勉強の果/秋の門/鶸の巣/秋の影/夏すぎて
【詩集〈豫感〉から】
冬深む/展開/夜の中から/夏野/歌
【詩集〈実在の岸辺〉全篇】
亡命/魚における虚無/消息/花を持った人/歌/乞食/古い村/秋の犬/わが降誕節(一)/わが降誕節(二)/ある時代の午前/苦い論理/小さい庇の下で/形成のない眺望/経験/ながれる虹/天路歴程/現代の冬/肉体/顔について/黒い歌/写生について/枯草のなかで/夏草/あざみ/道/詩法について/夜の歌/春の漂流/午後/肖像/有限の海/秋の章(一)/秋の章(二)/鎮魂歌/暗い降誕祭/魚/蕭々/秋の夜の声/凍る庭
【詩集〈抽象の城〉から】
無神論/抽象の城/自殺考/崖の上の抒情/さんさんたる鮟鱇/牛/訪墓記/夜の内臓/人類の発達
【詩集〈亡羊記〉全篇】
詩人の彫像 序詩/塀のむこう/空地の群落/永遠的な黄昏/夜の運河/青春の魚/鹿/変な界隈/秋の日/秋のトルソ/盲導犬/肉屋のオルフェ/橋/小さな文明/アニミストの歌/眺望/芭蕉のモチーフ/小さな詩/骸骨について/モナリザ/暗い雨のなかで/市街の馬/あの人/死/不眠の夜/わるい界隈/人工衛星の夜に/冬庭/眠りの前の祈り/菫/夏の顛末/小鳥の空/夜のフラスコ/一月の歌/暗い春(一)/暗い春(二)/旅路/美しい四月/近い夏/仕切のあちら/秋の化石/歳末記/後書
【亡羊記・拾遺から】
朝鯛
【詩集〈蒼白な紀行〉から】
日常の犬/郵便局界隈/蒼白な紀行/見ばえのしない犬/雨季のうた/青春/城/地下水道/冬の河
【蒼白な紀行・以後から】
夜の馬/鎮魂/或る日に/die ewige Wiederkehr
【詩集〈藝術〉から】
春/秋の日に/真冬の書/藝術
【藝術・拾遺から】
エリオット氏の水むし
【詩論・エッセイ】
心象論
詩の行切りについて
わが国の新即物主義と超現実主義
永遠なる芭蕉
【研究】
解説(伊藤信吉)
【解説】
実存への郷愁―詩への問いかけとしての(岡田隆彦)
年譜