昭和48年　菊判　P680＋索引P73　函少汚れ　本体セロハンカバー付

第一部では、本草学発達の諸段階、そのなかから実証的な博物学の生長を促したのは何であったか、といったテーマに沿って、19世紀末頃までの日本人の博物学的知識の進歩を述べる。
第二部は470ページに及ぶ年表で日本博物学の歩みを詳細に辿る。

目次：
序

【Ｉ　日本博物学通史】
一　序章　―博物学
二　先史
三古代
　1　本草の渡来
　2　国産動植物の知識
　3　唐本草以後
四　中世
　1　鎌倉時代
　2　室町時代
　3　安土桃山時代
五　近世　その一
　1　博物学的時代区分とその概観
　2　博物学者の分類
　3　旅行
六　近世　その二
　4　西洋博物学の導入
　5　西洋博物学者の来日
　6　博物学者の著述
七　近世　その三（博物学の近代科学化）
　7　『本草綱目』の功罪
　8　海外学術の導入と受容の速度
　9　近代科学化への努力と理解
　10　グループ活動
　11　本草からの離脱
八　近代
　1　西洋博物学者の来日
　2　博物局
　3　博物学の進路
　4　アマチュア博物学者
九　終章

文献
付録 墳墓録
凡例
解説

【ＩＩ　新撰詳註　日本博物学年表】
凡例
年表（一九〇〇年まで）

あとがき
索引
　凡例／人名索引／書名索引／一般事項索引