昭和35年　四六判　P245　全体に経年によるイタミ、ヤケ、汚れ　函背および角割れ　本体背スレ、シミ　ページ全体に開きグセ　裏遊び紙ラベル剥がし跡

滝沢馬琴の大長編伝奇小説『南総里見八犬伝』を児童向けに簡約。

“安房の国(千葉県)の城主、里見義実の娘、伏姫とその愛犬である八房が死んだとき、伏姫がはだ身はなさず持っていた八つの水晶の玉は空中高く飛び散ります。その玉を持った八人の剣士たちが、義兄弟の縁を結び、そのころ、家運の傾きかけていた里見家を再興する物語です。
　忍術使いの活躍あり、勇士の妖怪退治あり、悪者追放の冒険あり、手に汗をにぎる大合戦あり、全編にスリルにとんだ物語が、つぎからつぎへ展開されていくおもしろい読みものです。”（宣伝文）

目次：
【伏姫の巻】
猛犬／なかよし／敵将の首／やくそく／水晶の玉

【名刀の巻】
浪人と庄屋／いぬとねこ／美 しい少女／たく らみ／網打ち／村雨丸／切腹のまね／暗い庭

【幻術の巻】
修験者／花 いのち／おこった代官／芳流閣

【行徳の巻】
船の中／大男／刀の封印／なやみ／罪ほろぼし／旅だち／刑場あらし

【怪物の巻】
遠めがね／めぐりあい／いのしし／船虫という女／悪家老／舞いすがた／ばけもの退治／赤岩道場

【かたき討ちの巻】
眼病／身がわり／相撲小僧／にせもの／六犬士／みなしごのなみだ

【安房の巻】
山の少年／いけとり／浜路姫／ごろつき

【決戦の巻】
禅師とともに／水陸の戦い／大団円

里見八犬伝解説
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