2001年 A4判 P207 表紙スレ 天時代シミ多 小口少シミ汚れ
死後の世界、妖怪、卜占と日本人がどのように関わってきたか、宗教画や美術、読み物、民俗、娯楽などさまざまな方面の資料を3部構成で紹介し、研究者、識者らのエッセーや論考も収録。図版299点全カラー。
目次:
異界万華鏡へのいざない
企画展示室案内図
凡例
【I あの世とこの世】
I-1 死者の行万
I-1-1 死にゆくとき/I-1-2 死者のいるところ/I-1-3 死者が訪れる
I-2 死者の描き方
I-2-1 惜しまれる死者 死絵/I-2-2 想いを残す死者 幽霊画
I-3 怪談とその楽しみ
【II 妖怪変化の時空】
II-1 描かれた妖怪たち
II-1-1 妖怪絵巻と妖怪本/II-1-2 錦絵と妖怪/II-1-3 出没する妖怪・奇獣/II-1-4 あそびの中の妖怪
II-2 異界をのぞく
II-3河童の世界
II-3-1 河童出現/II-3-2 河童のイメージ ―描かれた河童―/II-3-3 河童の民俗
【III ウラを読む】
III-1 陰陽道と安倍晴明
III-1-1 さまざまな晴明像/III-1-2 亀トと式占/III-1-3 陰陽道と天文観測/III-1-4 民間化する陰陽道/III-1-5 安倍晴明伝説
III-2 村の占い
III-2-1 さまざまな村の占い/III-2-2 オビシャは占いか?
III-3 現代社会と占い
III-3-1 都市境界の占い空間/III-3-2 辻占の世界/III-3-3 占いのいろいろ/III-3-4 日本と風水
展示プロジェクト委員会記録
参考文献
展示資料一覧
謝辞
展示プロジェクト委員
エッセー
精霊船と遺影(山田慎也)
アンガマ(上野和男)
死者との交流(池上良正)
死者の領分(村上興匡)
現代の大学生と四谷怪談(横山泰子)
日常に存在する怪談 ―マンガ『百鬼夜行抄』より―(八田渉)
百鬼夜行のこと(田中貴子)
超大画像閲覧システム誕生記(安達文夫)
錦絵と妖怪(大久保純一)
「音の妖怪」との出会い(鳥越けい子)
異界をのぞく(常光徹)
河童登場前史(中村禎里)
河童と人形(神野善治)
占いと祈祷(長谷部八朗)
済州島の巫者 ―生野・生駒へとつながる世界―(網野房子)
境界から世界へ、越境する占い菓子(中町泰子)
現代の占い(鈴木一馨)
韓国・風水の都市伝説(島村恭則)
論考
臨終行儀の復元(神居文彰)
異本『土蜘蛛』絵巻について(伊藤慎吾)
江戸のバイオハザード ―妖怪娯楽「からくり的」について(香川雅信)
安倍晴明伝説(高原豊明)