1977年　14.2×22.1　P246　表紙背ヤケ、時代シミ　小口少ヤケ

全246ページのうち特集126ページ。

目次：
【オウィディウス変容譚】エロスの系譜（久保正彰）
【踏絵のパターン】トルコ嬢について（冨田英三）
【しなやかな時の鏡のように】朝日のようにさわやかに（桃井かおり）
【サムシングエルス・オン・シネマ】「青春の門・自立篇」（川本三郎）
【神話空間の詩学】流れる水（高橋英夫）
【詩】
　詩の書き方（清水昶）／絹の道（山本太郎）／犬に頭痛は無いか（風山暇生）／永遠の春（財部鳥子）／螢（《雨かんむりに金＋鳥》見忠良）／感冒のにおい（池井昌樹）
【小説】スパロー最後のジャンプ　チャーリー・パーカー物語（グレナード　訳：片岡義男）
【マゾッホの世界】少年＝ゼノビア体験（種村季弘）
【新連載】夏目漱石（蓮実重彦）

特集：芥川龍之介
【エッセイ】
　芥川龍之介のこと（高橋義孝）
　芥川から受けたもの（辻邦生）
　天保二年と大正六年の……（井上ひさし）
【評論】
　「西方の人」再読（磯田光一）
　最後の芥川龍之介（野島秀勝）
　芥川龍之介と谷崎潤一郎（野口武彦）
　最後の知識人（安田武）
　近代における知性の運命（松本健一）
【対話】芥川龍之介と現代（中村真一郎、奥野健男）
【エッセイ】
　はるか昔の芥川龍之介（富士正晴）
　芥川龍之介の鵠沼（阿部昭）
　「芥川龍之介全集」（野呂邦暢）
【評論】
　「藪の中」と「羅生門」（佐藤忠男）
　シニズムの破綻（岸田秀）
　アフォリズムの生理（池内紀）
　「秋山図」讃（由良君美）
　象徴主義の流産（安藤元雄）
　芥川の批評と表現（饗庭孝男）
【小説】
　初期・資質・倫理（芹沢俊介）
　芥川龍之介覚書（田中美代子）

【評論】三島由紀夫論（田坂昂）
【連載】印象（粟津則雄）
【連載】断章（大岡信）
【連載】変化ＶＩＩ（吉田健一）
【解放区】
【われ発見せり】太宰治（吉田満）