昭和46年再版　Ａ５判　P335　函ヤケ、少汚れ　本体元パラ付

昭和17年に初版が刊行されたものを再版。
神道系宗教団体「梅田開拓筵　とほかみ社」の筵主・梅田伊和麿が、独自の『古事記』研究から導いた宇宙観にもとづいて天之御中主神や天照大御神といった神格を位置づけ、天皇を中心とした国体の本義を説いた書として解釈する。

目次：
再版にあたって（梅田美保）
序（白鳥敏夫）
自序（梅田伊和麿）

第一章　造化の本元
　絶対本元神／仮名と真名／天神と別天神／天神と八百万神／真名と言霊／一神即万神／真名板料理
第二章　万有造化の本元と其在り方
　絶対本元神／普遍即特殊／物とは何ぞ／中心の概念／神は無始無終
第三章　皇国体と外国宗教
　差別と統一／心化の合同目的／世界の現状と日本／惟神道と宗教／救世の道
第四章　和光同塵の御神策
第五章　神道と自然科学（大和統一神業と地の岩戸開き）
　相対性原理／万有普遍の忠道／各自の心の岩戸開き
第六章　宇宙絶対本元の道
　仏典・バイブルはは皇道の讃美歌
第七章　肇国の皇謨と世界秩序
　神次元絶対性原理／神籬奉持の道
第八章　時間生活空間生活の保証
　緯の生活経の生活／中今の御儀／節折の儀／和世／人間生命の起源と現肉人身生産の元初／時置師神の作用／日の御蔭時間／天の御蔭／天之御柱国之御柱／中今生活／中今・節折の御伝
第九章　「知看し聞食し」給ふ天業
　知看聞食／万物の発生／生命の始原／一神即万有神／唯一絶対神の本性
第十章　人間の使命天職
　道と真理／道とは何ぞや／忠道と大政翼賛／肇国の大精神／世界無比之大宣言／一億一心億兆童心／皇道典儀の絶対権威
第十一章　大政翼賛の真諦
第十二章　皇道
　天佑保全之道／天皇の御本質／天孫の御装束／ハルマゲドン／皇道に公私の二見はなし／大祓の御遺訓
第十三章　緯道と経道、忠孝一本の道
　皇道に犠牲はない／皇道の真義
第十四章　敷島と日本皇国
　高天原の呼吸息／三位一体／天地分判の原理／皇位は八百万神を統御し給ふ／天祐保全の真歴史と肇国大精神／超国難に処する国民の覚悟／皇謨の規範
第十五章　祭政一致の道は八百万神を統御する未知である
　皇謨大政の詔勅／養正の心／聞食の起源／鎮魂行の御遺訓／六合開都八紘為宇／我皇道の神と外国神仏との根本相違最要点
第十六章　大御陵威の御発動（高天原の道）
　結び第一
第十七章　天の岩戸開と主師親三徳（天津神と天照大御神と皇位の高御座）
　結び第二／皇国の本義／天之御中主神／伊勢の三鏡
第十八章　神と祭政一致の道
　結び第三

跋（石原玲吉）
あとがき（梅田美保）
梅田伊和麿翁一代略記
附録（一）　神伝古事記解　五巻之内　自序
附録（二）　神伝行事相承様式
附録（三）　美須麻流神業　＝相承行神事次第書