2006年6刷 四六判 P310+索引P12 カバー端僅イタミ 本体少歪み 天僅汚れ
目次:
はしがき
第一 キリシタン史理解のために
一 宣教師と一般役務者
二 キリシタン教界の進展と受洗者
三 キリスト教受容の背景
第二 イエズス会創設と東洋布教
一 アンジローとザビエルの出会い
二 ポルトガルのインド進出
三 宗教改革とイエズス会
四 ザビエルの東洋布教
第三 キリスト教の伝播と初期布教
一 ザビエルの日本布教
{1 ザビエルの日本渡航/2 日本の印象/3 ザビエルの上京/4 山口とザビエル/5 ザビエルのインド帰還}
二 初期教会の苦難と曙光
{1 トルレス時代の布教の特色/2 九州における布教と貿易船/3 京都における初期布教}
三 カブラル時代のキリシタン教界
{1 カブラルの来日と宣教師会議/2 カブラルの上京/3 キリシタン大名と集団改宗}
四 都のキリシタンと南蛮寺
{1 都のキリシタンの性格/2 キリシタンの教理/3 南蛮寺の景観}
第四 キリシタン布教体制の確立
一 布教体制確立と適応政策の推進
二 布教活動費の確保と遣欧少年使節
第五 伴天連追放令とキリシタン教界
一 準管区長コエリョの秀吉訪問
{1 知識人と武将の受洗/2 準管区長の秀吉訪問}
二 秀吉の九州下向と伴天連追放令
{1 九州下向と博多町割/2 伴天連追放令交付の経緯/3 キリスト教規制の背景}
三 伴天連追放令発令以後のキリシタン教界
{1 イエズス会の対応/2 秀吉とインド副王使節}
四 布教体制の再建と印刷機
{1 巡察師と第二回協議会/2 印刷機とキリシタン版}
五 フランシスコ会士の来日と禁教令の強化
{1 秀吉のルソン招論とフィリピン総督使節/2 フェリ―ペ号事件と最初の殉教者/3 ヴァリニャーノの来日と秀吉の死}
五 フランシスコ会士の来日と禁教令の強化
{1 秀吉のルソン招論とフィリピン総督使節/2 フェリ―ペ号事件と最初の殉教者/3 ヴァリニャーノの来日と秀吉の死}
第六 幕藩体制社会とキリシタン教界
一 江戸幕府初期のキリシタン教界
二 禁教への道のり
三 禁教体制の確立と迫害の強化
四 鎖国体制下のキリシタン教界
五 宗門改体制の確立とキリシタン
第七 近代日本とキリスト教
一 開国とキリシタンの復活
{1 パリ外国宣教会の日本布教/2 プロテスタント教会とギリシア正教会の日本進出}
二 浦上キリシタンと維新政府
{1 浦上崩れ/2 維新政府と浦上キリシタン}
三 国際世論と切支丹高札撤廃
{1 神道国教化政策とキリスト教/2 浦上キリシタン問題と国際世論/3 プロテスタント教会の形成}
四 欧化主義とキリスト教布教の進展
{1 文明開化と邪宗教観/2 明治前期におけるキリスト教界の発展}
五 国家主義の台頭と信教の自由
{1 帝国憲法と信教の自由/2 国家主義教育とキリスト教/3 日本的キリスト教の確立/4 二十世紀大挙運動と中産階級}
六 戦時下のキリスト教
{1 日本的キリスト教の展開/2 軍国主義とキリスト教界/3 戦時体制とキリスト教界}
七 敗戦と信教の自由
あとがき
索 引