1980年　四六判　P359　帯およびカバー背ヤケ　カバー上端僅イタミ　小口ヤケ、少汚れ

“ノンセンスは一つのシステムであり、ゲームに似ている。その領域では、絶対的なルールが支配しているのだ……そのルールとは？
キャロル、リア、童謡を素材として、分析的近代知の所産たるノンセンスの論理と構造を、精密なテクスト解読によって明らかにした「ノンセンス論」の決定版。”（帯文）

目次：
第一章　センスとノンセンス
第二章　「三つの項の複比例」
第三章　「正しい言葉」
第四章　言語遊戯とダイアレクティック
第五章　「一たす一たす一たす一たす一は」
第六章　「具体的かつ几帳面」
第七章　猫とコーヒーと三の三十倍
第八章　「むすめ七人にモップが七本」
第九章　「こうもりとお盆」
第十章　「とろなずむこく」のバランス
第十一章　「抜かりない荒犬のフューリー」
第十二章　「ハートをやられてる」
第十三章　「犬神父子精励会社」
第十四章　「踊る？踊らぬ？」

付録―「ノンセンス詩人としてのルイス・キャロルとＴ・Ｓ・エリオット」
解説