1979年 A5判 P270 全体に少ヤケ、クスミ、少イタミ
全270ページのうち特集158ページ。
目次:
【手帖】
海外文学 スタニスワフ・レム、あるいは序文の精神(沼野充義)
ポピュラー音楽 ボブ・マーリー&ウェイラーズの夢と現実(北中正和)
演劇 石と血(利光哲夫)
【詩】
こうしちゃあいられないのだ(清水昶)
炎によせて(ツル《雨かんむり+金・鳥》見忠良)
【作品】
選ばれた者たち(カルペンティエール 訳:鼓直)
【連載】
同時代の文学 「物語」の根拠―「紀州」へ 中上健次論(川本三郎)
劇場と歯ブラシ 躊躇(佐藤信)
いつも音楽があった 私は泣いてます(倉本聰)
らくがき帖 菩薩にきらわれても(樹木希林)
特集 映画II 映像から文学へ
【シナリオ】
草迷宮(寺山修司)
解説 映画、目をとじるために(寺山修司)
【エッセイ】
RANDOM TALK(淀川長治)
ルノアルについてのノート(飯島正)
映画を撮りたくない(大島渚)
文学的映像と映画的映像(増村保造)
メモ・「少年」と「映像」について(東陽一)
映画の「味」(大森一樹)
【対話】
映画と音楽(黒沢明、武満徹)
【評論】
『ローラ・モンテス』のアルケオロジー(山口昌男)
ルノワール、または横笛の誘惑(蓮實重彦)
暗箱のなかの都市 ドイツ映画・一九二〇年代(海野弘)
作家の肖像・作家のドラマ(金井美恵子)
【翻訳】
イングマル・ベイマン(トリュフォー 訳:山田宏一、蓮實重彦)
【エッセイ】
映画とおれ(藤本義一)
六年ぶりの大船行(山田太一)
見ることの遠近法(別役実)
映画の原風景(立松和平)
映画の脈搏(真崎守)
カツドウヤさん出てこい(原将人)
【評論】
了解の構造と身体(松本俊夫)
コカコーラ進化論 カレル・ゼーマンの新作(小野耕世)
悲しみの把手 ハンガリー映画について(佐々木幹郎)
ヒッチコックの「劇場」緊張と撹乱(松浦寿輝)
フェリーニ+シムノン・新作『カサノヴァ』を語る(鈴木啓二)
【作品】
愚かな血(中井英夫)
囚われた女(承前)(岩田宏)
【エッセイ】
夢、不思議な夜に…(桃井かおり)
【連載】
犯罪調書 背振山騒擾事件
手帖VI(柄谷行人)
小林秀雄を歩く10(高橋英夫)