山を忘れた日本人 山から始まる文化の衰退 石川徹也 彩流社

2011年 四六判 P296 カバー上端少ヤケ 帯少ヤケ、少スレ

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販売価格

1,500円(税込)

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2011年 四六判 P296 カバー上端少ヤケ 帯少ヤケ、少スレ

“「開発の民俗学」を提唱する!
日本人の多様な文化は、山から生まれた。しかし、われわれの意識から山は消えようとしている。
 山の民俗は、戦後のダム開発をはじめとした大規模な開発によって、喪失の危機にある。
 山の神、山中異界、マタギ、木地師、考古遺跡―。山の民俗の起源とその現状を辿る一方で、全国の山岳地帯での開発問題の取材や山に関する先行研究の成果を元に、ジャーナリスティックかつ民族学的視点から、山と日本人のあるべき姿を論考した集大成の書。”(帯文)

目次:
はじめに
【第一章 山岳地に棲む 原始から現在】
第一節 旧石器時代の山島―日本列島に人が住む
第二節 縄文の山岳観―人はいつから山に住み始めたのか
第三節 弥生時代の山岳考
第四節 「奥山」への進出とその俗化

【第二章 山の民俗の起源を求めて】
第一節 マタギ集落の現在―朝日連峰・小国町五味沢
第二節 木地師のふるさと―近江・小椋谷
第三節 定住は山から始まった―八ヶ岳
第四節 「後狩詞記」と山人研究の始まり―九州山地・椎葉

【第三章 危機にたつ山の民俗 「開発の民族学」の提唱】
はじめに―「開発の民俗」に関する研究
第一節 「開発の民俗学」の定義―先行研究の整理と問題の所在
第二節 「山の民俗」に関する考察
第三節 山の開発と民俗の喪失―朝日連峰の「秘境」三面集落とその開発

【第四章 神聖の崩壊と山の開発 山の民俗の喪失と日本人】
第一節 日本初のエコロジストの山―南方熊楠と神社合祀
第二節 山が神聖なる理由
第三節 山の開発と日本人
第四節 必要とされる「開発規制の民俗思想」

【第五章 山と日本人考】
山と日本人に関する考察

引用参考文献
あとがき
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