1999年 14.3×22.1 P269 表紙少折れ跡、少シミ汚れ 小口およびページ端ヤケ
全269ページのうち特集180ページ。
目次:
【トポス/アンチ・トポス 8】アウトサイダーへと裏返された善男善女《インサイダー》、お台場―柴又間を彷徨する(越智道雄)
【耳目抄 185】哀愁の音色(竹西寛子)
【ア○ス 20】鳥人間(しりあがり寿)
【詩】
子供の情景III(川崎洋)
アラタウ(財部鳥子)
街のなかで(園田恵子)
アナグラム人名図鑑(宇野亜喜良、石津ちひろ)
天使の重力(来住野恵子)
特集 ビートの衝撃 ケルアック
【本邦初訳 ジャック・ケルアック・ライブラリ】
創作 {ホーム・アット・クリスマス(訳:諸岡敏行)/スリー・ストゥージズ(訳:油本逹夫)/『夢の本』より(訳:中上哲夫)}
エッセイ {至福《ビアティフィック》 ビート・ジェネレーションの起源(訳:経田佑介)/回想 ビート・ジェネレーションの哲学(訳:経田佑介)/我が後には、大洪水(訳:柳下毅一郎)}
インタヴュー構成 {天国の救済へ(構成:M・ホワイト 訳・再構成:経田佑介)}
【ID・ケルアック】
ジャック・ケルアックとは何者か?(中上哲夫)
「酒場で話をする男たち」 『ケルアックの屈曲した路』新版への序文(T・ハント 訳:保坂昌光)
ブルース、その他の詩について(経田祐介)
【路上の思想】
『オン・ザ・ロード』は何故こんなに特別なのだろう?(佐藤良明)
「帝国」のデソレイション・エンジェルズ、つまりは……(丹生谷貴志)
ブラック・ビートの路上へ(平井玄)
【移動する文学/伝染する生】
徹底討論 明滅する自己、永遠の喪失(藤沢周、城戸朱理)
彼らの路は現在へと続いている(角田光代)
風景の現場へ ジャック・ケルアックとロード・ムーヴィー(畑中佳樹)
ビートと女性たち その愛、その献身。(油本逹夫)
越境するケルアック あるいは他者への郷愁(舌津智之)
【ポエトリー・リーディング・リポート】
インタヴュー 「ことばの場所」を作ろう(青柳拓次、山崎円城)
グリニッチビレッジのハートビート(角村隆)
【資料】
ジャック・ケルアック著作解題(中上哲夫、経田佑介、油本逹夫)
ジャック・ケルアック年譜/書誌(経田佑介)
【コラム ワールド・カルチュア・マップ】
アメリカ 「真実」はどこにあるのか ルース・L・オゼキ インタヴュー(北村美由姫)
フランス ストライキ続行! リテラリテをめぐって3(彦江智弘)
ドイツ 女性を主人公とする心地よい犯罪映画(瀬川裕司)
イタリア 海のパン(堤康徳)
フィンランド トーベ・ヤンソンの〈ハル〉 孤独な人びとの島(冨原眞弓)
ラテンアメリカ 氾濫する暴力 ジャルディネッリ『奈落の底』(安藤哲行)
ロシア あるソヴィエト作家の二〇世紀(岩本和久)
中国 二十世紀中国文学ランキング(山口守)
日本 ヒチコック、トリュフォー、塩田。 塩田明彦『月光の囁き』『どこまでもいこう』(木村立哉)
【塔の眺め 8】啄木の凌雲閣(細馬宏通)
【今月の作品】
【われ発見せり】バス・サーフィンUSA(マクナイト)