昭和52年初版 四六判 P253 カバー端スレ、背ヤケ 小口ヤケ、時代シミ 遊び紙僅剥がし跡 末尾奥付ページ書入れ消し跡
“山窩族が暗号として使用していた山窩文字は漢字以前からあった神代文字だった?幻の秘史上記《ウエツフミ》の文字もこれに類する
山窩族は上古以来連綿と伝わり明治以降一族のために秘密結社「シノガラ」を結成し官政界の支配を目指す
まさに日本民族の裏面史を解き明かす知識人必読の書”(カバー紹介文)
目次:
口絵
はしがき
序章 本題に入るまえに
第一章 民俗学的対象としてのサンカ
(一)サンカの呼称及び生態について
(二)サンカ共同体に於ける統制組織の問題
(三)言語・習俗について
〈第一章の結論〉
第二章 サンカ古伝承と倭伝承との関連
(一)出雲伝承
(二)安房伝承
(三)蝮部《タジヒベ》伝承
(四)仁徳帝との関連伝承
(五)乱裁道宗《アヤタテミチムネ》
(六)サンカ語と古語
(七)サンカ習俗と古伝承 {1 タタラ/2 法螺と笛/3 臍帯切断用竹刀/4 ウメガイ/5 オクニ様/6 ミソギ/7 風葬/8 ネワカレ/9 家族成員名/10 生剥・逆剥}
〈第二章の結論〉
第三章 サンカ古伝承と『上記』との関連
(一)『上記』とは
(二)『上記』伝承に関する若干の分析例 {1 サルタヒコ伝説/2 イザナミ黄泉伝説/3 蛭子/4 『出雲国風土記』の神格/5 イナヒ伝説/6 筑紫は「四面」か「五面」か/7 アキツシマの号/8 ヤサキヲ/9 オルシ人について/10 暦制/11 『上記』の言語}
(三)サンカ古伝承と『上記』 {1 神格(・イ オオゲツヒメ ・ロ ムクライ神 ・ハ 出雲三神の故事 ・ニ オオクニヌシの異名)/2 皇統/3 統制秩序/4 サンカ文字と古地名/5 サンカ語と『上記』語/6 習俗伝承 (・イ 婚姻歌謡 ・ロ カゲヒネリウタ ・ハ 家族内礼法 ・ニ ヤキサゴ ・ホ ハツヒゴとミシリ ・ヘ 四季名、方角名 ・ト 製紙・筆墨技術 ・チ 穴居抜け)/7 サンカと大友能直}
〈第三章の結論〉
第四章 サンカの原像
第五章 末裔
あとがき
参考文献