昭和50年9刷　新書判　P238　カバーヤケ、スレ、端イタミ　P205〜209上角および裏表紙から末尾数ページにかけて折れ跡　小口からページ端ヤケ

目次：
まえがき

第一章　法は力なり―念力密教《クンダリニー》とは
　1　密教で得られる五大超能力　｛法は力なり＝密教は超能力者をつくる／密教で得られる五大超能力／封をあけずに手紙の内容を見抜く＝念力発揮の日常生活／かんじんなのは、「信仰」よりも「訓練」である｝
　2　教えの宗教（顕教）と実践の宗教（密教）　｛密教はあなたが仏（超能力者）になる道を教える／お題目で悩みが解消できるのか／顕教の限界を知った／「わかっちゃいるけどやめられない」業の深さ／一喝で腹ワタを裂く禅師の念力｝
　3　密教に伝わる古代バラモンの超能力開発法　｛密教の原点＝古代バラモンの秘法／「大乗」（教え）と「法」（実践）の一致が密教である／公衆の面前で念力の護摩を焚いてみせよう！／その日―念力の火は燃えた！／カメラがとらえた念力の奇蹟｝
　4　真言密教から念力密教《クンダリニー》へ　｛具体的な法力を示せなくなった密教／阿闍梨の修法は真剣勝負である／真言密教から念力密教へ／念力を開発する九つの秘印《ムドラー》／密教は読むものでなく実践するものである｝

第二章　念力《クンダリニー》はここに眠っている―九つの部位《チャクラ》
　1　古代ヨーガからの発見―チャクラとは　｛超人《ほとけ》養成の技法―古代ヨーガ／密教の源流をたずねた／チャクラを体現した／七つの念力の源泉｝
　2　九つのチャクラとその意味　｛（1）ムラダーラ・チャクラ―健康・精力増強の超能力が潜むチャクラ／（2）スヴァジスターナ・チャクラ―恐怖や迷いを去り、不動の信念を生む英雄チャクラ／（3）マニピューラ・チャクラ―火炎を発する超能力の潜むチャクラ／（4）アナハタ・チャクラ―他人の心を読みとり、霊界と心を通じる超能力がやどっているチャクラ／（5）ヴィシュダー・チャクラ―地球の回転音を聞き、動物の叫び声を理解する超人的な聴力が潜むチャクラ／（6）アジナー・チャクラ―万物を意のままに従わせる超能力が潜むチャクラ／（7）サハスララ・チャクラ―時間と空間を超越し、超人に変身するチャクラ／（8）（9）ムドラー・チャクラ―超能力に形をあたえ、奇蹟を実現するチャクラ｝

第三章　念力を開発する―４つの基本訓練
　1　印《ムドラー》をむすぶ＝体を動かす　｛「十指に大宇宙を観ず」＝印とは何か／基本訓練（1）＝九字の秘印をむすぶ／基本訓練（2）＝独鈷の秘印をむすぶ｝
　2　精神力を高める＝心の訓練　｛従来の密教実践《システム》の弱い環／基本訓練（3）の1＝集中する／思考を発展させる４つの道筋《ルート》／“牛”を考えつづける／基本訓練（3）の2＝高度の集中／基本訓練（4）＝黙想と瞑想／瞑想は精神集中の頂点である／あなたはすでに超人への第一歩を踏み出した｝

第四章　念力を開発する―九段階の訓練
　1　九会曼荼羅とは何か　｛金剛界九会曼荼羅の秘密／九会曼荼羅と九字の印の対応／真言と観想・観念／理念と超能力―狸にならぬために｝
　2　高度の念力を開発する九段階の訓練　｛―法座につく―／（1）降三世三昧耶会―臨の手印　（・英霊府の漢を目ざす―不動心の養生　・二十代に負けぬ私のスタミナ　・事故・災難から遠ざかる）／（2）降三世羯磨会―兵の手印　（・四十年の業病が一年余の行で回復　・人の悪意を焼きつくす降三世明王の法火）／（3）理趣会―闘の手印（・麻雀・パチンコすべて必勝、しかし　・碁・将棋は実力の二倍で打てる　・気合こそ人生勝負の分かれ目）／（4）一印会―者の手印　（・この照耀を虚空界の辺際へ―大印の箸　・私の力は未熟だった―病根を断つ　・他人の病いをも癒す）／（5）四印会―皆の手印　（・雑念をはらって良縁をもたらす―他心理　・宿泊をことわられて難をまぬがれた　・行方不明の幼児をさがす　・法力の不思議―「先生、出ました！」）／（6）供養会―陳の手印　（・定にはいって、一瞬、無心―法で縛る　・死者の声を聞く）／（7）微細会―列の手印　（・これまでの密教になかった新しい力の技術―ムドラー・チャクラの完成　・メスを使わずに人体を裂く―霊癒手術）／（8）三昧耶会―在の手印　（・前人未踏＝三昧耶会　・高度な行ほど、瞑想を重視する　・水想観―禅にみる思念の極致）／（9）根本成身会―前の手印　（・仏への道）｝
　3　念力をつける食生活　｛厳しい修行生活を支えた食べものの秘密／遠志、甘草、枸杞―奇蹟を生む薬草／あなたにもできる超能力食生活｝