1982年 A5判 P168 表紙ヤケ、クスミ 小口および扉ページ端少ヤケ
全168ページのうち特集40ページ。
目次:
連載 記号の遠近法3 負の擬態 迷像(向井周太郎)
現代風景論 失われた街(II)(鮎川信夫)
手帖時評 異語のはざまで(菅谷規矩雄)
奪胎の詩ふたつ(木島始)
残夢(大野新)
生きた男の一部分(伊藤比呂美)
羊歯の生える場所 ナチュラルスタディ(倉田比羽子)
乳房 他一篇(伊良波盛男)
毎日がオーガズム(榊原淳子)
【特集:詩とレトリック】
討論 レトリックと詩の交錯 言語の〈技術〉をどうとらえるか(佐藤信夫、谷川俊太郎、渋沢孝輔)
論考
詩と修辞学(川本茂雄)
あわさの現象学 流行歌の修辞法(長谷川宏)
科挙の必要(荒川洋治)
当為の極北 「戦後詩」のレトリック(吉田文憲)
【連載詩】
MY SONG BOOK 栗鼠(正津勉)
胡桃の戦意のために(平出隆)
メドゥサの罠(エリック・サティ)
詩的同時代へ2 〈検閲〉と〈表現〉
評論 「私」と「原理」との相剋 『自我と思想』『吉本隆明論 鮎川信夫論』を読む(清水昶)
連載
往復書簡 水府逍遙6 {だがいまわれわれはみな多かれ少なかれ……(谷川俊太郎)/宗教は何といっても、人類が総がかりで……(大岡信)
生涯のように 対話による自己史の試み?(黒田喜夫)
母性愛本能説の終焉と育児への解放 現代感覚ノート2(谷川晃一)
ボスコの『猪』を一気に読んだ フランス便り6(天沢退二郎)
短篇 誰がハルビン旅行をしているのだろう(財部鳥子)
同人誌推薦作 暗き野(上野芳久)
作品へ・作品から
ニューヨークで考えたこと(長谷川龍生)
ある少女(清水昶)
詩評月評 詩の遺骸(渡辺石夫)
BOOKS
飯島耕一『「青猫」「荒地」超現実』 詩が実現する「現実」(岡田隆彦)
青木はるみ『鯨のアタマが立っていた』 今は救済であること(吉増剛造)
新人作品 3月の作品(岩崎美純、西條恵子、岩淵まさ子、寺西恭子、津暮陽子、糸井茂莉、横道秀彦、安浪雄嗣、種田範子)
選評
「こと愛に関して、女は常に真剣勝負である」(諏訪優)
空想空間と蛮声(青木はるみ)
Scramble square
Calendier