1997年 14.4×22.1 P334 表紙少クスミ、少スレ 目次ページ角折れ跡
目次:
【日付のない日記 第18回】L・Aからかえって(田中小実昌)
【ことばの森9】言語連邦(千野栄一)
【耳目抄166】城南宮楽水苑(竹西寛子)
【オーヴンからの手紙10】ブレッツェル、ブレッツェル。(明坂英二)
【詩】
糸(藤井貞和)
龍のうろくず(財部鳥子)
秋の理由(福間健二)
アナグラム人名図鑑(宇野亜喜良)
洗練についての一週間 九つの断片(野村龍)
【文化人類学と歴史学】対談 〈混淆〉の戦略を求めて(デイヴィス、山口昌男 訳:浜野アキオ)
特集 バロウズのいない世界
【作家は回想する】小説 コブル・ストーン・ガーデンズ(バロウズ 訳:柳下毅一郎)
【特別寄稿】
ウィリアム・バロウズ再び(D・ブレア 訳:浜野アキオ)
わがバロウズ(R・ヘル 訳:浜野アキオ)
【追悼と罵倒】
バロウズ・ミーツ・ボウイ、ボウイ・ミーツ・バロウズ(滝本誠)
バロウズの二つのスタイル(山形浩正)
そうかジジイ、やっと死んだか、良かったな(村崎百郎)
【需要と誤解】
バロウズについての覚え書き(マクルーハン 訳:木原善彦)
バロウズを日本語で読む(飯田隆昭)
非バロウズ的問いへのバロウズ的イメージ(三浦俊彦)
カットアップの終結 物語への回帰(O・ハリス 訳:早坂彰修)
o[pham] d[rift](中島達弘、アンク)
バロウズ論の伝播と反復(山根信二)
【カットアップとは何か】
出発まで数分より(バロウズ、ガイシン 訳:山形浩生)
「カットアップ・ソフト」の罠(細馬宏通、陣野俊史)
【バロウズ・クール】
小説 ポリティクスより(アッカー 訳:渡辺佐智江)
小説 セポイの反乱(W・セルフ 訳:渡辺佐智江)
小説 ストーカー(ジャフィ 訳:浜野アキオ)
小説 時を刻むエルヴィス(ジェイムズ 訳:角村隆)
小説 SIM1/RE.LA.VIR: 最初にわたしを開いて より(ラムジェルディ 訳:風間賢二)
【クリティック&エクレクティック】
依存症分析の方へ(ローネル 訳:中田崇)
流通するビート……(青山真治)
不死への欲動 変態する幼生の身体(笹田直人)
ウィルス性唯物論者(斎藤環)
「死/の写真を取ってこい」 ウィリアム・バロウズとウィルス史観(澤野雅樹)
ワイルド・ボーイズ転生す(太田晋)
たのしく たのしく やさしくね バロウズの生涯に欠けていたもの(ニコラス啓司)
【資料】バロウズ主要作品リスト(山根信二)
【コラム ワールド・カルチュア・マップ】
フランス 移民法ふたたび(陣野俊史)
ドイツ 〈ドイツ映画の父〉オスカー・メスター(瀬川裕司)
メキシコ 日本でみる「オアハカの妖術」(ダンテス)
中国 暇人の悟り得る真理 過士行「閑人三部曲」(飯塚容)
日本 あらかじめ喪われたものへの想い 河瀬直美『萌の朱雀』(岡真理)
幻想通信 サウンド・カードの交換(大滝啓裕)
【研究=ゴンブロヴィッチの『王女イヴォナ』】
二つの反逆 『ブルグンド公女イヴォナ』について(ヤジェンプスキ 訳・解説:関口時正)
ゴンブロヴィッチとその同時代(西成彦)
【今月の作品】
【われ発見せり】文字コードをめぐる迷信(前田年昭)