1981年初版　四六判　P217　帯スレ、背少ヤケ　カバー裏スレ、少キズ、上端少イタミ

“衣裳とは単に暑さ寒さをしのぐだけではなく、美しさ、性、身分、宗教、地方性などさまざまな局面と切り結ぶものである。チェコスロヴァキアの民俗衣裳の具体的な研究を通して、衣裳の織りなす小宇宙にまで迫る文化記号論の先駆的名著。”（帯文）

目次：
図版
用語について
英語版によせて

１　はじめて
２　衣裳の機能、その構造と相互関係
３　祝日、儀式、儀礼
４　衣裳の組み合わせ、その多層性
５　儀礼を通じての衣裳の変遷
６　共同社会のなかの職種と衣裳
７　衣装に見る社会性
８　衣裳の呪術的機能
９　地域、民族を示す衣裳の機能
１０　消えゆく衣裳の一例―機能からの分析
１１　信仰と衣裳
１２　年齢、婚姻、衣裳
１３　未婚の母のかぶりもの
１４　衣裳の性愛的機能
１５　子供服の機能
１６　記号としての衣裳
１７　ふだん着の機能
１８　衣裳に見るかたちと機能の相互依存
１９　われわれの衣裳―一般的機能
２０　結論―衣裳の機能とその構造
２１　民間伝承、建築などの構造-機能論

英語版解説（ボリス・Ｌ・オギベニン）
構造論的民族誌学の先駆者（Ｐ・ボガトゥイリョフ）
訳者あとがき