1982〜88年重版 四六判 7巻ビニールカバー欠 4・7・9・10・13・15巻帯欠 6・13巻小口シミ汚れ大 各巻詳細は下記参照
【第1巻 暴力批判論】
1988年16刷 P148 カバー袖上下端少イタミ
編集解説:高原宏平、野村修
“思想の言葉がこれほど清新な想像力にみちラジカルな「否」をつらぬいて衝撃的に書かれたことはかつてない”(帯文)
目次:
暴力批判論/運命と性格/知識人の政治化/ドイツ・ファシズムの理論/左翼メランコリー/破壊的性格/経験と貧困/歴史哲学テーゼ
解説
【第2巻 複製技術時代の芸術】
1987年16刷 P164 カバーおよび小口少汚れ
編集解説:佐々木甚一
“芸術の私有をきびしく排し破壊的要素をもたぬ芸術を否認して独創的な批評世界を拓いた先駆的複製芸術論”(帯文)
目次:
複製技術の時代における技術作品/ロシア映画芸術の現状/写真小史/エードゥアルト・フックス―収集家と歴史家
解説
【第3巻 言語と社会】
1988年4刷 P147 ビニールカバー僅汚れ ページ僅凹み
編集解説:久野収、佐藤康彦
“言語の本質とは何か ベンヤミン思想の根源”
目次:
言語一般および人間の言語/言語社会学の問題/模倣の能力について
解説
【第4巻 ドイツ・ロマン主義】
1986年8刷 P177 小口少シミ汚れ
編集解説:大峯顕、高木久雄)
目次:
ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念{序論/反省/芸術批評/初期ロマン主義の芸術理論とゲーテ/原注/訳註}
解説
【第5巻 ゲーテ 親和力】
1988年5刷 P148
編集解説:高木久雄
“ゲーテ崇拝による一切の神話を排し作品と批評の鮮烈な出会いの中に「同時代人」ゲーテを甦らせた決意の書”(帯文)
目次:
ゲーテの『親和力』について
解説
【第6巻 ボードレール 新編増補】
1988年6刷 P294 小口イタミ大 地シミ汚れ大
編集解説:川村二郎、野村修
“19世紀の首都パリの喧噪の中で苦悩の「芸術の生」を送った天才詩人の像を刻む芸術批評の精髄。新編増補版”(帯文)
目次:
パリ―十九世紀の首都/ボードレールにおける第二帝政期のパリ/ボードレールのいくつかのモティーフについて/セントラル・パーク/翻訳者の使命
解説
【第7巻 文学の危機】
1987年6刷 P231 ビニールカバー欠 カバー穴、クスミ、上端少イタミ
編集解説:高木久雄
目次:
マルセル・プルーストのイメージについて/カール・クラウス/フランツ・カフカ/ローベルト・ワルザー/ドストエフスキーの「白痴」/小説の危機/物語作者
解説
【第8巻 シュルレアリスム】
1988年5刷 P184 カバー袖上端少イタミ 小口少汚れ
編集解説:針生一郎
“芸術を内側から爆破する シュルレアリスムの冒険”(帯文)
目次:
シュルレアリスム/夢のげてもの/アンドレ・ジッドとの対話/ポール・ヴァレリー/フランスの作家たちの現在の社会的立場について/パリ書簡
解説
【第9巻 ブレヒト】
1984年5刷 P231 ビニールカバー僅汚れ
編集解説:石黒英男
目次:
叙事的演劇とはなにか/叙事的演劇とはなにか(初稿)/叙事的演劇の理論のための試論/ブレヒト註釈から/叙事的演劇における家庭劇/プロレタリアートが禁句とされた国/ブレヒトの詩への注釈/ブレヒト『三文小説』/生産者としての作家/ブレヒトとの対話
解説
【第10巻 一方通交路】
1987年4刷 P175
編集解説:幅健志、山本雅昭
目次:
一方通交路/短き影/心象
解説
【第11巻 都市の肖像】
1982年3刷 P177 小口イタミ大
編集解説:川村二郎
“通り、酒場、波止場、食事… さまざまな都市の情景のなかに、きらめく生の雛形を見つめる清新な路上の思考”(帯文)
目次:
ナポリ/モスクワ/ヴァイマル/マルセイユ/サン・ジミニアーノ/北方の海/マルセイユのハシーシュ/子供の本をのぞく/食物/蔵書の荷解きをする/日を浴びて/ささやかな工芸=品/イビサ組曲
解説
【第12巻 ベルリンの幼年時代】
1988年5刷 P225 カバー袖上端少イタミ
編集解説:小野寺昭次郎
“幼年時代とはいったい何か 危機の時代に己れの生の証しとして書き遺した厳しく清澄な感受性にみちた自伝”(帯文)
目次:
一九〇〇年前後のベルリンにおける幼年時代/ベルリン年代記
解説
【第13巻 新しい天使】
1986年3刷 ビニールカバー少汚れ 小口シミ汚れ
編集解説:野村修
目次:
雑誌『新しい天使』の予告/ホーフマンスタールの『塔』/ヨーハン・ペーター・ヘーベル/ゴットフリート・ケラー/遊民の回帰/ジュリアン・グリーン/ベルト・ブレヒト/今日のジャコバン党員/文学史と文芸学/カフカ『万里の長城のきずかれたとき』/特権的思考/シュテファン・ゲオルゲ回顧/浸された魔法の杖/ドイツの失業者の年代記/あるドイツの自由な研究所/ヨッホマン『詩の退歩』への序論
解説
【第14巻 書簡I 1910―1928】
1988年4刷 P287 帯端ヤケ大 小口僅シミ汚れ
編集解説:野村修
“青年ベンヤミンの知られざる「生涯の見取り図」を浮彫りにし、危機の時代を生きた創造的精神の苦闘を証す”(帯文)
目次:
編者序(ゲルショム・ゲルハルト・ショーレム、テーオドーア・W・アドルノ)/書簡I 1920―1928
受信者一覧/解説/ヴァルター・ベンヤミン年譜
【第15巻 書簡II 1929―1940】
1987年4刷 P330
編集解説:野村修
目次:
書簡II 1929―1940
受信者一覧/解説/ヴァルター・ベンヤミン年譜