変身 神話・民話・SF 蟻二郎 晶文社

1973年 四六判 P232+索引P5 末尾数ページ端折れ跡 小口少ヤケ、少時代シミ 見返し少時代シミ

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850円(税込)

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1973年 四六判 P232+索引P5 末尾数ページ端折れ跡 小口少ヤケ、少時代シミ 見返し少時代シミ

「変身」をテーマに、民俗、神話、文学などさまざまな知識を跨いで綴られる論考風エッセイ。

目次:
第一部 相貌化
 I 鼻垂・耳垂/II 土蜘蛛の「凶」字相/III 古代宇宙には石そのもの、火そのものはない/IV 禁忌と禁止、「一目」、「片耳」、「人柱」を培養するもの/V H・ファーストのSF『大蟻』は昆虫であって、昆虫ではない/VI テレビの怪獣たちは脱性化、脱霊化している
第二部 忌言葉圏
 I 八岐大蛇を恐竜サイズ測定する?/II 「名前をよぶこと」と言霊/III アーメタムーレと祝詞。自然霊、動物霊、カミヘヨバハリする倒語、倒置法/IV 「胎内くぐり」と「生れ清まわり」、忌言葉「シラ」の広域分布/V カフカは、神と人との中間の、「馴れ」を愉しむことの好きな作家である
第三部 演じる
 I 擬死、首を絞めて一時気絶させる/II 夏名前と冬名前、カシワの樹を二重に焼く/III 「巧に俳優《わざおぎ》す」(紀)と「神懸りして」(記)/IV モーパッサンの怪奇小説『手』、ひとり歩きして復讐するその呪能/V 鰐に影を喰われて死ぬ、「影」膳/VI 亡者の息をはこぶもの、神話表出(白鳥)と民話表出(盆トンボ)
第四部 信仰の潜勢力
 I 聖樹(柏)の異常分布を促す潜勢力/II 道反(ちがえし)、山と「ヤマ」/III 「牝牛の角をもったもの」と「牝牛の角をつけたもの」とは同じであり、同じではない/IV F・ライバーのSF『三百三十七個の肖像』は三百三十七回死ぬ/V 柳田国男は女性である
第五部 さまざまな神話態
 I 大家族制は神話である/II SF用語でいう別人間「雪男」/III 天理教のこふき神話、宗教隠語相としてのもう一つの神話/IV 赤衣を見につけた確信犯、教祖中山みき
第六部 言語相
 I 鬼市の呪術相と椀貸淵の信仰相/II 穢のはらへ、「オクリ」、「ナガシ」、「アライ」/III 神話にあるものがSFに必ずしもあるとは限らない(H・G・ウェルズの巨きな蛸)/IV 「隠れ里」の謎、「椀貸し」は椀貸「淵」、「塚」、「山」、「穴」と広域分布して準語尾変化する/V 江戸川乱歩の推理小説『パノラマ島奇譚』の非詩的な変身
第七部 変身(I)
 I 「な覗きそ」(禁止)・「たちまち」の対は古代的な表現の文法を成す/II 川上から流れてきた一本の丹塗矢を拾う/III 女陰に日射し孕む(日光感精型説話)、疑似妊娠の陣痛(女性妄想病者)
第八部 変身(II)
 I 仏教説話の変身「牛の身を受くる者」/II 怪奇小説『解剖学者ドン・ベサリウス』の外科解剖は生膚断《イキハダダチ》、死膚断《シニハダダチ》する罪にあたる/III 寓喩としての現報、「半渋」・「ならず」の悪報と「ふたたび」・「三度」もなる善報と/IV マラマッドのSFならぬSF『ジュー・バード』はユダヤ型寓喩を示す/V フレーザーの類感呪術、レヴィ=ブリュルの融即律は二重の脱性化(人間の、自然の)を本質とする
第九部 脱性化
 I 霊に性別はあるか?/II 賦性化と脱性化/III 祭祀の雰囲気に夜伽する/IV 祝詞とは現在時制群が共鳴し、調和しあううつろな空洞に似ている/V 「外魂」を遊戯的になぞるH・G・ウェルズのSF『故ニルヴシャム氏の物語』/VI 外魂を高度化した輪廻、想像力とは現在時制のことである
第十部 罪(I)
 I 罪とはなにか?/II 憑き筋、加害者〈犬神を使う輩〉から被害者〈狐をもっていると中傷されている者〉へ/III 卑弥呼、姉妹(おなり)の生御魂、〈憑き〉とは巫女呪能の後遺である/IV 酒を「モル」、「カタル」、「共同」飲食は信仰をかためる
第十一部 罪(II)
 I H・G・ウェルズのSF、蘇った巨きな原始鳥、イーピヨルニスは鳥ではなく、人間として殺される?/II 『老人と海』、ヘミングウェイは動物霊たちの呪能に呪い殺された/III 祖先の誰かを指すのに「祖父の祖父」なる句を六回も繰り返さなければならない/IV 「天つ罪」と「雨つつみ」/V H・G・ウェルズのSF『盲人の国』、盲目出生は遺伝病ではなく一つの罪である/VI 古代人の寡黙さ、東は東ではなく、西は西ではないことについて
第十二部 罪(III)
 I 罪の複合相、地を曳くほどの偉大なフグリが顕われる/II 複合された罪の相としての「いくども死ぬ」と「いくども生れる」/III 記紀の神話時制は「未来形の既往」である、還し矢、神逐(かんやらい)/角力(すまひ)、手の掴み比べ

あとがき
索引
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