1987年 A5判 P270 表紙少クスミ、少イタミ、背少ヤケ、上端少イタミ 小口少ヤケ
全270ページのうち特集137ページ。
目次:
【連載 唯脳論 最終回】経験と記憶(養老猛司)
【歩行と思索】
本性はアンガイ小さなところにあらわれる(田中克彦)
メタジェネチックのススメ 2(畑中正一)
焼板の町 日常の図像学 5(若桑みどり)
【連載 東京日記 第三十回】ワーグナー変貌(遠山一行)
【連載 往復書簡 〈人間〉を超えて 5】逆光からの照射(中村雄二郎)
【連載社会的行為論ノート 第十一回】シュッツの「他者理解」論(内篇2)(廣松渉)
【連載 ジェレミー・ベンサム―独身者の法学 第十一回】貴族の館(土屋恵一郎)
特集 カフカ 〈忘却〉のエクリチュール
【掟】
カフカの門 『田舎の婚礼準備』のトポロジー(小林康夫)
カフカ・ロブ=グリエ・カフカ(I・ヘーステレイ 訳:片岡信)
【閉ざされた空間】
〈城〉をめぐる中間報告(池内紀)
解釈 ある些細なことをめぐっての(坂内正)
ディジタル・ネットワークとしての『城』(粉川哲夫)
【コミュニケーション】 動物の声 カフカにおけるコミュニケーションのモチーフ(森本浩一)
【忘却】
私は傘を忘れた カフカの『アメリカ』を読むために(鈴木聡)
舞台と風景―フランツ・カフカ(内村博信)
【審判】
最終審(P・プルデュー 訳:黒川学)
カフカと闘い方(宇野邦一)
【視線】
カフカより遠く離れて(鴻英良)
映画を見にゆくカフカ(H・ツィシュラー 訳:小松弘)
【物語の不可能】
中断する交流《フェアケーア》 『猟師グラックス』をてがかりに(市川伸二)
変成とカタルシス 『アメリカ』『審判』試論(南剛)
【メタファーの修辞学―意味の規則】隠喩の退―引(後半)(J・デリダ 訳:庄田常勝)
【短期集中連載 行為の代数学―スペンサー=ブラウン『形式の法則』への解題 7】AIとは何か?(斎藤康己)
【連載 ダンスの誘惑 9】近代の舞 井上八千代の京舞(土屋恵一郎)
【連載 映画史の断面図 5】分割された場面(小松弘)
【連載 論理の構造 第二十四回】カテゴリーの体系 九(中村元)
【研究手帖】スピノザ、シェイクスピアリアン(水嶋一憲)
現代思想 1987 総目次