1987年 A5判 P246 表紙少イタミ、少汚れ、背および端ヤケ 小口ヤケ
全246ページのうち特集170ページ。
目次:
【連載 唯脳論 第十一回】脳と哲学(承前)(養老猛司)
【歩行と思索】コンピュータの実力(野崎昭弘)
【連載 東京日記 第三十六回】舞楽曼荼羅(遠山一行)
【連載 往復書簡 〈人間〉を超えて 4】老いのセクシュアリティ(上野千鶴子)
特集 アドルノ モダニズムの往還
【否定性】
否定弁証法 形而上学についての省察(Th・W・アドルノ 訳:三島憲一)
理性の破片と痕跡をめぐって 『否定弁証法』への註釈と批判の試み(三島憲一)
アドルノの根本モチーフについて 自己保存論(今村仁司)
【アヴァンギャルド】
音楽と現代音楽 ペーター・ズーアカンプの想い出に(Th・W・アドルノ 訳:相沢啓一)
アドルノ的断章(庄野進)
アドルノにおけるモダンとポストモダン(八束はじめ)
【エッセイ】時間・芸術・商品(与謝野文子)
【ポスト・モダン】
アドルノ、ポスト構造主義、同一性批判(P・デューズ 訳:吉井尚、吉岡洋)
メランコリーの聖域を開く(吉岡洋)
【逆説】議論、あるいは「アウシュヴィッツ以後」文-節《フラゼ》すること(J=F・リオタール 訳:篠原資明、吉岡留美)
【現代】
モデルネの老化(P・ビュルガー 訳:大石紀一郎)
アドルノのいる風景 知識人《アバンギャルド》の肖像(室井尚)
【哲学】
哲学のアクリュアリティー(Th・W・アドルノ 訳:大貫敦子)
解釈としての哲学と形式としてのエッセー(木前利秋)
【男性論―揺らぐセクシュアリティ】差異について(承前) ある日本の友人への手紙(M・ライアン 訳:寺地五一 解説:粉川哲夫)
【短期集中連載 行為の代数学―スペンサー・ブラウン『形式の法則』への解題 6】再参入の身体的基底(承前)(大澤真幸)
【連載 ドラマ仕掛けの現在 9】主体なきドラマツルギー 別役実『ジョバンニの父への旅』(松本小四郎)
【連載 論理の構造 第二十三回】カテゴリーの体系 八(中村元)
【研究手帖】スコラ哲学の「魅」力(山内志朗)