1971年 A5判 P587、629、559、443+索引139 経年によるヤケ、イタミ 各巻の状態は以下の説明をご覧ください
1971年に全四巻として刊行された版。その後73年に刊行された第五巻「日誌篇」はありません。
【第一巻 歴史篇I】
函ヤケ、少イタミ 本体元パラにセロテープ貼付、破れ、折れ跡 小口時代シミ P73〜80下角イタミ
目次:
全集の刊行にあたって
沖縄の歴史/沖縄文化史
【第二巻 歴史篇II】
函背ヤケ、角少イタミ 本体元パラ破れ、折れ跡 天少時代シミ
目次:
物語藩史・琉球藩/沖縄現代社会・風俗史/物語郷土の歴史/沖縄の農民生活/大原開墾おぼえ書/ある筆算人の一生/農村と疲弊と下知役/具志頭間切御手入/甘蔗栽培制度に関する一史料/地方自治制の芽生え/琉球産業制度資料の再刊に期待/地割制度/沖縄の産業/薩摩藩圧政下の奄美大島/沖縄における明治初年の「文替り」/沖縄一千年史の第四版刊行に当たりて/仲原善忠氏の『琉球の歴史』の発刊を喜ぶ/宮古島史伝に序す/庶民中心の歴史/被支配階層の生活に重きを/沖縄歴史研究あれこれ(インタビュー)/沖縄の歴史と現実/研究を触発した『沖縄の歴史』/伊是名村誌の出版に当たりて/沖縄、忍従と隷属の歴史/屈辱の歴史からの脱却/沖縄の明治百年/沖縄の新しい夜明け/琉球球王国独立論は暴論なり/私の沖縄/“72年返還”を考える/70年はたたかいの年/薩摩統治下の沖縄県民/球陽伝説抄/『訳註球陽』の公刊に当たりて/『球陽』の正本公刊にあたりて/碑文解説/沖縄の神話/『沖縄の歴史』第七刷の刊行にあたって/沖縄旧法制史料集成について/『琉球法律』の刊行/『沖縄旧法制史料集成』第二巻の刊行/沖縄の犯科帳
【第三巻 文化・民俗篇】
函背ヤケ、端イタミ 本体元パラ端破れ、折れ跡 天少時代シミ
目次:
沖縄風土記/沖縄の民俗/沖縄民俗研究/沖縄/沖縄本島の婚姻習俗/沖縄本島の葬制/翁長旧事談/沖縄の村落組織/首里の門中と祭祀/すかま《シカマ》/沖縄人の姓について/沖縄人の改姓/琉球神道に関する文献/沖縄本島の神隠し/フィヂュイヂーのこと/ホーハイのこと/櫛に関する俗信/神の生まれた日/琉球の雨乞い/琉球の火の神/ハブの信仰/モウモウ小とススダマ/琉球のの村芝居/中頭郡西原村における日常の挨拶/差し石/琉球の将棋「ちゅんぢー」/沖縄の幸福の木/沖縄農村の正月/琉球古来の酒/沖縄人の幸福観/沖縄の《くにがまえの中に豕》/名護の海豚/沖縄の獅子舞/「海上の道」と日本民族の生活文化/喜怒哀楽の形容詞(共同課題)/沖縄の狂言/座談会 沖縄/琉球言語とその変化/教育は日本語で/コザという新地名/再びコザという新地名について/うーどは御布団か/殿と様は近世の輸入語/座談会 沖縄のことばはどこへ行く/琉歌概説/組踊・琉歌の研究(試論)/野村流工工四編纂の経緯/琉球古典音楽雑録/沖縄舞踊を見て/内心の表現/東京公演の八重山芸能/琉球文献雑録/近世文書研究雑話/独物語の補遺/琉球文献目録の作成/一九六四年の初夢/沖縄文学研究の歴史/沖縄研究の本のことなど/沖縄の漢文/「沖縄の文学研究の歴史」の訂正と補足/[付]著書論文目録
【第四巻 評伝・自伝篇】
函全体に時代シミ、イタミ、背ヤケ 本体元パラ折れ跡、端少イタミ 小口時代シミ
目次:
柳田国男と沖縄/柳田先生と沖縄/折口さんと伊波さん/伊波先生とおもろ研究/伊波先生の遺稿/沖縄学の創始者伊波普献氏/『国頭郡誌』の島袋源一郎氏/『那覇変遷記』の島袋全発氏/沖縄芸能と島袋盛敏君/琉歌と島袋盛敏君/島袋盛敏君を悼む/『おもろのふし名出所索引』の刊行/仲原善忠君の新著『おもろのふし名出所索引』/仲原君とおもろ研究/金城朝永君を惜しむ/『那覇方言概説』の金城朝永氏/仲吉朝助氏/喜舎場朝賢翁/沖縄最初の近代人津波古親方について/湧川清栄著『当山久三伝』(書評)/「苔の下」について/「王女ももとふみあがり」の公演を祝して/由比忠之進さんのこと/『南島第一輯』(書評)/米国における沖縄研究/『死生の門』を読みて/ハワイ特集号を読んで/『沖縄織物裂地の研究』(書評)/『沖縄古代部落マキョの研究』(序文)/初号以来の愛読者/「出様ちゃる」について/再び「出様ちゃる者や」について/『標音評釈 琉歌全集』『組踊 手水の縁の研究』(書評)/旅であった女/文壇人の印象/厄年の話/ありし日の中頭/六十年前の小学校/昔の「大和正月」/わがはたちの頃/渡海《とけ》やへざめても/ふるい時代の思い出/年月とともに/付録 年譜・総索引