1999年初版　四六判　P228、249、268　各巻帯付　１巻背上端僅ヤケ

【其ノ一　玉藻の前】
“伝奇小説の金字塔
美しき魔性と青年の悲恋。立ち向かう天才陰陽師。平安王朝の妖しくも幻想的な世界が甦る。『半七捕物帳』を生んだ綺堂の最高傑作！”（帯文）

目次：
玉藻の前
解説（加門七海）

【其ノ二　異妖の怪談集】
“妖気漂う怪異の世界
鬼か、死霊か、魑魅魍魎か。暗闇に耳を澄ますと……あれは一体何者でしょう？怪談の名手・綺堂が描く傑作怪談集。”（帯文）

目次：
こま犬／水鬼／停車場の少女／木曽の旅人／西瓜／鴛鴦鏡／鐘ヶ淵／指輪一つ／白髪鬼／離魂病／海亀／百物語／妖婆
解説（加門七海）

【其ノ三　怪かしの鬼談集】
“心が震えてしまう……
光る面の目、二十六夜待ちの老婆、月夜の晩に影を踏むと…天才・綺堂が物語る怪奇な世界。背筋がぞくぞく寒くなる。”（帯文）

目次：
青蛙堂鬼談
　｛青蛙神／利根の渡／兄妹の魂／猿の眼／蛇精／清水の井／窯変／蟹／一本足の女／黄いろい紙／笛塚／龍馬の池｝
近代異妖編
　｛異妖編／月の夜がたり／影を踏まれた女｝
解説（加門七海）