昭和48年初版 四六判 P408 函イタミ、背ヤケ 帯スレ、少イタミ 小口少時代シミ
“現代の闇をつらぬく中世魔界の炎!
恐怖を‘妖怪’というかたちに結晶し、読者に戦慄をあたえる正統・古典的な怪談の手法を完璧に具現した20世紀の古典。濃密なオカルティズムとゴシック文学の衝撃を現代に復活した、巨匠M.R.ジェイムズの全作品の完訳。
上巻は「好古家の怪談集」正続15篇。”(帯文)
目次:
序文(一九三一年版全集)
好古家の怪談集
序文(一九〇六年版)
オールベリックの貼雑帖/消えた心臓/銅版画/秦皮の樹/十三号室/マグナス伯爵/笛吹かば現われん/トマス僧院長の宝
続・好古家の怪談集
序文(一九一一年版)
学校綺譚/薔薇園/聖典注解書/人を呪わば/副司教の座/マーチンの墓/ハンフリーズ氏とその遺産
解説(紀田順一郎)