昭和59年初版　四六判　P254　帯およびカバー少ヤケ、少クスミ　小口ヤケ

“原始のカミ・シャーマンの分布と生態・変化に富む祭り・国境の芸能・特異な棒踊り……ヤマト・琉球両文化の接点南九州の民俗を探り、日本文化の根源に迫る！”（帯文）

目次：
第一編　カミとシャーマニズム
　第一章　原始のカミの出現
　　一　ボジェの出現　｛出現の背景／ボジェの製作／ボジェの出現／トカラ各島のボジェ｝
　　二　メンの出現　｛出現の背景／メンの製作／メンの出現／三島のメンの特徴｝
　　三　トシドンの出現　｛出現の背景／トシドンの製作／トシドンの出現／トシドンの特徴｝
　　四　その特色
　第二章　カミの出現と滞在神
　第三章　シャーマンの世界を探る
　　一　シャーマンの分布と生態　｛生態の事例／生態の検討｝
　　二　イイシエーション　｛イニシエーションの事例／イニシエーションの検討｝
　　三　巫術と世界観　｛巫術の検討／世界観の検討｝
　　四　南九州シャーマニズムの特色　｛生態／イニシエーション／巫術／世界観｝
　　五　結論―南九州シャーマニズムの位相

第二編　風土と祭りと芸能
　第一章　風土と祭りと芸能
　　一　特色にみちた風土　｛豊かな民俗文化／トカラ民俗の意味するもの／文化史の指標／山と川と海の文化｝
　　二　変化に富む祭り　｛祭りの種類／本土の祭りと奄美の祭り／正月の行事と祭り／春から初夏の祭り／夏の祭り｝
　　三　多彩な民俗芸能　｛神舞／太鼓踊り／水車カラクリ／奄美の八月踊り／大隅の八月踊り｝
　第二章　国境の芸能
　第三章　棒踊り成立考
　　一　棒踊りの種類と内容　｛種類／内容｝
　　二　棒踊り成立考　｛御田植と棒踊り／棒術と棒踊り／風流と棒踊り／棒踊りの分布と変容｝
　　三　成立の特色

初出一覧
あとがき
索引