1998年 14.3×22.1 P269 表紙僅クスミ
目次:
[詩]命取り(天澤退二郎)/髑髏王(広瀬大志)
[創作怪談]東京ストーカー(海野弘)/Nel fio're degli anni(山口椿)/同居(松浦寿輝)/屑の葉(伊東比呂美)
[エッセイ]真夏の昼の夢(古井由吉)/オーラルの世界の恐怖譚(池田香代子)/蛇の幽霊(南條竹則)/逢魔が〈場所〉(目取真俊)
[怪談学への招待]世界の怪談、日々の怪談(紀田順一郎、工藤美代子)/怪談は誰がためにありし 般若の里の鬼女譚(高田衛)/こわくない幽霊からこわい幽霊へ(武田晃)/怪談とは何か(石井明)/あやかしのうつつまぼろし枕べの夢(高遠弘美)
[ニッポンの怪談]怪談都市・江戸(中沢新一、杉浦日向子)/漱石とオカルト 怪談噺を通して(唐沢俊一)/怪談史の課題 メディア史との関連で/「お化け」に試される作家たち(陣野俊史)/「生きている」ことの難しさ(盛口満)
[怪談は転生する] 近代という膜が破れる時(京極夏彦、村崎百郎)/精神科医は多重人格の幽霊をみるか?(斎藤環)/花輪和一論 渦のテクスチュア(阿部幸弘)/アメリカン・ホラーの状況(風間賢二)/ヴィジュアル・フェティッシュ 心霊写真vsアイコラ(木村重樹)
[ホラー映画座談会]なにか、ヤバイものが写っている……(黒沢清、鶴田法夫、高橋洋)
[『新耳袋』出張版] 残照 真夏の耳袋的体験記(中山市朗、木原浩勝)
[ホラー作家大アンケート] あなたにとって「恐怖」とは? (朝松健・阿刀田高・綾辻行人・井上雅彦・伊能平太郎/大原まり子/小沢章友・小野不由美・梶尾真治・加納一朗・加門七海・菊地秀行・貴志祐介・久美沙織・倉阪鬼一郎・小池真理子・小林泰三・沙藤一樹・篠田節子・篠田真由美・瀬名秀明・田中文雄・津原泰水・東郷隆・友成純一・中井拓志・中井紀夫・新津きよ・野崎六助・服部まゆみ・花輪莞爾・樋口明雄・岬兄悟・村田基・森真沙子・山田正紀・山村正夫・和田はつ子
[ブックガイド] 怪談文学案内(堀切直人)