昭和52年初版　Ａ５判　P462＋索引P6　函イタミ、剥がれ、背ヤケ、少穴　本体裏遊び紙少ラベル剥がし跡

目次：
序に代えて
　｛一　『西東詩集』と『和漢朗詠集』／二　文学によるシルクロードの建設／三　『西東詩集』の明暗｝

第一部　『西東詩集』誕生の母胎
　｛一　東洋から西洋へ　西洋から東洋へ／二　西洋人のオリエント修業／三　オリエント学の教師たち／四　ゲーテの書いたペルシャ文学史／五　ナポレオン戦争のあとに―西洋のなかの東洋―｝

第二部　東洋の詩人ハーフィズと西洋の詩人ゲーテ
　｛一　ハーフィズとの出あい／二　ハーフィズとは誰か／三　ハンマー訳『ハーフィズ詩集』について／四　翻訳から創作へ｝

第三部　オリエント文学の特質
　｛一　オリエントの君主専制―讃仰詩人たち／二　寓意／三　詩人と予言者／四　詩人裁判／五　詩人と帝王／六　詩人と詩人の国・古いものと新しいもの―「索引」をめぐって｝

第四部　恋と酒と歌と
　｛一　仮面の恋／二　恋に織りこまれたオリエントの故事と風物／三　恋の暗号通信／四　酒と少年愛／五　恋は天と地を行き交う／六　天国における相聞｝

第五部　東洋の詩法と西洋の詩法
　｛一　文学の実用／二　成句／三　本歌取りの東と西／四　東洋の詩法と西洋の詩法／五　Ｅ・Ｒ・クルチウスの「ゲーテの成句論」と「西東的なるもの」｝

あとがき
索引