明治百年にわたる日本のミルトン研究 宮西光雄 風間書房

昭和46年初版 A5判 P772+索引P29 函ヤケ、イタミ 本体裏遊び紙ラベル剥がし跡 別紙正誤表下部イタミ

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昭和46年初版 A5判 P772+索引P29 函ヤケ、イタミ 本体裏遊び紙ラベル剥がし跡 別紙正誤表下部イタミ

“英詩人のなかでも、日本人にとって、もっとも異質的と思われるミルトンが、明治初年いらい、日本人によってどのように受けとられ、どのように理解され、どのように研究されてきたかということに関して、一応このあたりで概観的なしめくくりをしておくことは、外国文学研究という立場からでも、また日本文化という観点からでも、重要な意義と価値があるのではないかと思われる。
…〈略〉…
日本におけるミルトン研究に関して言うならば、われわれの父祖の時代にあたるころから、日本人によって、日本人にふさわしく、ミルトンを受けとってきた事実を忘れてはなるまい。そういう先覚や先輩の日本人によって理解され、研究されてきたミルトンの実態を見きわめること自体が、日本におけるミルトン研究に然るべき方向づけをするのである。”(序文より)

目次:
序文
一 ミルトンと明治時代
 i 明治初期のミルトン紹介の経路
 ii ミルトン評伝と明治二十年代
 iii ミルトンと明治三十年代の文壇
 iv 明治四十年代のミルトン批評

二 ミルトンと大正昭和時代
 i 大正から昭和初年までのミルトン観
 ii 昭和初年以降のミルトン研究 {(1)前期(世界大戦まで)/(2)後期(世界大戦以後)}

補遺
あとがき―ミルトンと日本人
日本のミルトン文献表(年代順)
索引
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