1972年13版 A5判 P204 函少イタミ、クスミ 本体小口および遊び紙時代シミ ページ少開きグセ
“幽霊、雪男、あるいは海ヘビ―二十世紀の科学の世になっても、世界にはまだまだ、このような古くて新しいなぞが、いっぱいある。
そこへ最近、また新しいなぞがひとつ登場した。それが〈空飛ぶ円盤〉のなぞだ。
いま空飛ぶ円盤は、世界中あらゆるところに出現して、人びとを驚かせている。地上、空中、それどころか宇宙空間でも、人びとはふしぎな発光物体に出くわしている。
しかし、空飛ぶ円盤のなぞは、まだほとんどとけていない。みなさんも、きっとたくさんの疑問をもっているだろう。
いったい、その正体はなにか? ほんとうに宇宙からくるのか? だとしたら、なんの目的でくるのか? 宇宙人はどんな姿をしているのか? 科学者はどう考えているのか?
この本は、そのような疑問に、できるだけお答えしようとして、書きおろしたものだ。
この本を読んで、未知のものにたいする科学的探求心を、すこしでもやしなってもらえれば、こんなうれしいことはない。”(まえがき)
目次:
空飛ぶ円盤登場
“空飛ぶ円盤”と名づけた男/円盤を追跡して空中分解/葉巻き型円盤の出現/円盤の落としもの“天使の髪の毛《エンゼル・ヘア》”/政府の公認した円盤写真/円盤を攻撃したミサイル基地/宇宙飛行士も円盤を目撃(クーパー少佐の見た円盤|ジェミニ1号の見た円盤|宇宙飛行士の写した円盤)/ソ連宇宙船を襲った怪円盤
円盤宇宙人世界に現わる
指が八本ある宇宙人/植物を採集する金髪宇宙人/不死身の怪宇宙人/オートバイのエンジンをとめた円盤/道路を調べる宇宙人/円盤に誘かいされた男(泣きじゃくる少年|消えた父親|なぜ消えたのか?)/怪光線で攻撃した円盤群/警官が宇宙人を目撃/宇宙人とロボットに襲われる(怪円盤?|奇怪なガス)/宇宙字が残した、なぞの暗号文/宇宙人ひき逃げ事件/三メートルの怪物宇宙人/青年を襲ったゼリー状生物(霧の中の怪光|襲いかかるゼリー状怪物|数々の証拠)/宇宙ロボットに襲われた男/少年たちを襲った円盤鳥人/子どもを襲った一つ目巨人
わたしは空飛ぶ円盤に乗った
円盤をのぞき見した男/円盤に招かれたアダムスキー(コンタクト・ケース|テレパシーで宇宙人と会話|円盤に乗りこむ|円盤母船を見学|今度は土星円盤母船を見学|月には空気も水もあった)/ぞくぞく発表された宇宙人会見記/円盤宇宙人に身体検査された男(治療をうけにきた夫妻|円盤に追跡される|空白の二時間|恐るべき告白|はたして真実か?)/円盤に乗った人たち(ゲーリー・ウィルコックス|ハワード・メンジャー|バック・ネルソン|ウドロー・デレンバーガー|セドリック・アリンガム|アントニオ・ビラスベアス|トルーマン・ベサラム|ダニエル・フライ|永井勉|アスタとエディス|エリザベス・クレーラー|エドモンド・ラマス|ジョー・シモントン)
宇宙人伝説と円盤の歴史
宇宙人は大昔からきている/原始人の書きのこした宇宙人の絵/宇宙人伝説を記したなぞの石板/各地に伝わる宇宙人伝説/キリストは宇宙人だった?/江戸時代に現れた円盤宇宙人/天文学者が円盤編隊を観測/地球にやってきた円盤の大編隊/二十世紀初の宇宙人目撃記録/戦場を飛ぶなぞの幽霊戦闘機
空飛ぶ円盤の科学
米ソの科学者が円盤の実在を警告/科学者もぞくぞく目撃/円盤を認めない科学者/円盤を認める科学者/円盤はどこからくるのか?/円盤は地球を狙っている?/円盤の推進方法/きみも円盤を見つけよう/円盤探知機の作りかた/米ソで円盤調査委員会が発足