平成9年初版　Ａ５判　P283　函付

記紀の記述、縁起、その他各種文を参照し、古代から現代にいたる愛媛県・大山祇神社の歴史を辿る。
他に境内にあるさまざまな社・祠・建物・門などを紹介する社頭概容、宝物の一覧、三島大明神の由緒を語る伝承などを収める。

目次：
第一章　大山祇神社
　第一節　奈良以前　｛第一項　事勝国勝長狭／第二項　木花咲耶姫と神武天皇／第三項　和多志神｝
　第二節　奈良時代　｛第一項　大山祇神社／第二項　日本総鎮守／第三項　磐座をとおして／第四項　上津社・下津社｝
　第三節　平安時代　｛第一項　神像師／第二項　大通智勝仏／第三項　河野通清／第四項　十六王子神／第五項　県内の十六王子神｝
　第四節　鎌倉時代　｛第一項　鷲ヶ頭山／第二項　八節句祭礼／第三項　一遍上人の社参／第四項　神使白鷺｝
　第五節　室町時代　｛第一項　本殿再建のころ／第二項　法楽連歌／第三項　大三島の呼称／第四項　横殿宮｝
　第六節　江戸時代　｛第一項　松平隠岐守／第二項　雩（あまごい）／第三項　総社を遷す｝
　第七節　明治時代　｛第一項　臨時大祭／第二項　水軍そして海軍／第三項　全国の八割｝
　第八節　現代　｛第一項　国宝館の建設／第二項　紫陽殿の建設／第三項　大三島海事博物館｝

第二章　付編
　一　社頭概容
　二　大山祇神社宝物一覧表並びに国宝解説
　三　折敷に三文字
　四　神道集「三島大明神の事」
　五　集古十種
　六　大山祇神社文書・三島家文書