外国テレビフィルム盛衰史 乾直明 晶文社

1990年初版 菊判 P606 帯スレ、端少破れ カバースレ、裏少キズ、上部少イタミ

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1990年初版 菊判 P606 帯スレ、端少破れ カバースレ、裏少キズ、上部少イタミ

“憶えていますか?あんな番組 こんな番組
決定版・テレビソフトの40年”(帯文)

目次:
はじめに
第1章 1953〜1955
 占領下の東京で―テレビのある風景・1/画面に何かが映っていればよかった―テレビを支えた人たち・1
 新しい映像の誕生 1953 {遠くのものを見る/街頭テレビからビデオまで/テレビ事始め/ハリウッドの転換期/新形式の娯楽メディア}
 商業テレビ放送スタート 1954 {猫とイの字/ラジオの人気番組から/商業放送の始まり/ラジオからきたスターたち/ディズニー、テレビへ進出}
 映画界の進出 1955 {ナマ放送とフィルム放送/映画会社によるテレビフィルムの制作/拡がるテレビの世界/ハリウッドの変化と転進/アメリカ人の生活とテレビ}

第2章 1956〜1959
 映画雑誌の編集者として―テレビのある風景・2/チャンネルが五つになった―テレビを支えた人たち・2
 テレビ・シリーズの登場 1956 {月単位から週単位へ/アフレコ第一作は?/空を飛ぶスーパーマン/劇場用映画の放出/ヨーロッパのテレビ界}
 三〇分テレビ番組の全盛時代 1957 {テレビ西部劇のスターたち/六〇分西部劇の登場/テレビ番組制作プロダクション/ワーナー映画の放出/各社、ワーナーに続く}
 お人好しパパとお利口ママ 1958 {VTRの開発はじまる/ホーム・コメディの増加/子役タレントと動物たち/フィルム・インポーター/アテレコ流行す}
 毎晩、誰かが殺される! 1959 {私立探偵とポリスマン/NETとフジテレビの開局/映画界出身の男優の活躍/英国製の犯罪映画/「サンセット77」と「アンタッチャブル」}

第3章 1960〜1964
 はじめてアメリカへ行った頃―テレビのある風景・3/外国テレビ・シリーズが氾濫していた―テレビを支えた人たち・3
 アドベンチャー・フィルムの世界 1960 {活劇映画の主役たち/アドベンチャー・フィルムのワイド化/六〇分西部劇が主流に/主演スターの新陳代謝/カラー放送はじまる}
 劇場用映画、プライムタイムへ 1961 {頂点に達した輸入テレビフィルム/アテレコの声優たち/NBCネットワークの成功/劇場用映画の放映枠増加/外国テレビフィルムのスポンサー}
 正統派ドラマの復権 1962 {「広漠たる荒野」論/「ベン・ケージー」の衝撃/アンソロジー・ドラマの世界/ワイド化された正統派ドラマ/九〇分番組とカラー化}
 ネットワーク視聴率競争 1963 {三大ネットワークの角逐/NBC対CBS/宇宙中継はじまる/「逃亡者」の人気/視聴率と「魔の金曜日」}
 テレビに釘づけになる子供たち 1964 {東京12チャンネルの開局/マンガフィルムの氾濫/三〇分マンガ番組のいろいろ/ハリウッドのフィルム倉庫から/三〇分西部劇の終焉}

第4章 1965〜1969
 コマーシャルの時代―テレビのある風景・4/宇宙飛行士の兎とびを見る―テレビを支えた人たち・4
 ヨーロッパのフィルム 1965 {フランスのフィルム/英国製六〇分ミステリー/謎解き・犯罪・追跡/ヨーロッパ諸国のフィルム/SF人形劇「サンダーバード」}
 コメディー路線花ざかり 1966 {若く暢気に楽天的に/コメディー路線つづく/キャンパスものと青春ドラマ/諷刺コメディーに発展/「日曜洋画劇場」のスタート}
 変貌するハリウッド 1967 {コングロマリット旋風/メジャー映画会社の変化/ワールド・マーケットの重要性/新天地フロリダ/売り手市場から買い手市場へ}
 華麗なるカラーの世界 1968 {世界のカラー事情/バラエティ番組の増加/テレビ映画の主題歌/戦争アクションドラマ/黒白フィルムの終焉}
 新しいスターたち 1969 {ミステリーの主役/テレビスター今昔/西部劇シリーズの衰退/黒人スターのドラマ/テレビ界の新星たち}

第5章 1970〜1974
 悪夢のような時代―テレビのある風景・5/巨匠たちの登場―テレビを支えた人たち・5
 スペシャル番組の増加 1970 {クール・メディアの曲がり角/スペシャル番組がふえた理由/報道番組と記録番組/NHKの海外秀作シリーズ/動物・秘境・探検}
 洋画劇場の大量進出 1971 {一週間で二本も洋画が見られる/三大ネットワークのハリウッドへの依存度/アニメーション番組あれこれ/コメディーもの健在/CMにスターを起用}
 マスメディアの変動 1972 {マスメディアの微妙な変化/揺れ動くネットワーク/ビデオ・カセット・レコーダーの発売/子供がテレビに望むもの/ヤングを指向するテレビ}
 TVムービーの制作開始 1973 {「刑事コロンボ」の登場/テレビ・サイズとは?/テレビのために作られる映画/TVムービーと洋画劇場/アテレコ・タレントのスト}
 テレビ・シリーズの衰退 1974 {一家揃ってテレビを見る時代の終わり/魅力を失ったシリーズもの/東京12チャンネルの存在/シンジケーション・セールス/諸外国のテレビ番組}

第6章 1975〜1979
 境界線がなくなっていく―テレビのある風景・6/ニューヨーク六番街から―テレビを支えた人たち・6
 ヨーロッパのテレビ番組の動向 1975 {テレビに目を向ける巨匠たち/芸術番組の輸入と紹介/ユーロビジョン/カンフー・ブーム、テレビへ/「風と共に去りぬ」のテレビ放出}
 強いアメリカへの期待 1976 {「チャーリーズ・エンジェル」参上/女探偵と女刑事たち/「刑事コジャック」と七〇年代の刑事たち/アメリカ建国二〇〇年/映画「ネットワーク」と視聴率戦争}
 テレビスターの条件 1977 {「ルーツ」の衝撃波/家庭崩壊とホーム・コメディー/スターシステムのくずれ/消えていったスターたち/生きのびるための戦略}
 ミニシリーズの本格的登場 1978 {ミニシリーズの増加/ドキュメンタリー・ドラマ/視聴率の魔術師/子供をゆがめるテレビ番組/「大草原の小さな家」とニューファミリー}
 外国タレントのコマーシャル旋風 1979 {一日に三三〇〇秒のCM/CMに登場した外国スターたち/「ザ・テレヴィジョン」の先見性/深夜族と消化枠/音声多重放送の開始}

第7章 1980〜1984
 迷路からの出口を求めて―テレビのある風景・7/テレビにビデオがつながった―テレビを支えた人たち・7
 世界市場をめざして 1980 {「将軍」とエキゾチシズム/複雑化する世界市場//シリーズものはどこへ行く/レーガンの強気/ヴェトナム戦争の影}
 視聴者の変貌 1981 {ミニシリーズの命運/シェークスピア劇場/新規企業の参入/八〇年代のミステリー/ラスト・ピクチャー・ショー}
 拡大する映像と音の世界 1982 {長時間化する番組/ケーブルテレビ対ネットワーク/サウンド&ミュージック/ポルノグラフィー/揺れ動くケーブルテレビ}
 放送開始三〇周年 1983 {長時間編成の失敗/八〇年代のテレビスター/ウォルト・ディズニーの遺産/アンソリジー・ドラマ/テレビ界三〇年の変容}
 ビデオかレーザーディスクか 1984 {『一九八四年』とコミュニケーション社会/二三年後の「トワイライト・ゾーン」/「ザ・デイ・アフター」/VTRかレーザーディスクか/ビデオ録画の問題点}

第8章 1985〜1989
 映像の未来―テレビのある風景・8/テレビは眠らない―テレビを支えた人たち・8
 映像新時代の到来 1985 {テレビ受像機の高性能化/ハードからソフトへ/生き残った「洋画劇場」/ワイド番組の日本での不振/シリーズものは地方局へ}
 ビデオ時代のプログラム 1986 {ビデオが先かテレビが先か/ザッツ・ダンシング/最も多忙なチャンネル・ナンバー/映像の個人所有欲/プロモーション・ビデオの世界}
 ソフトはハードに追いつけるか 1987 {ハイビジョンと液晶テレビ/シリーズ復活/技術革新時代のソフト/ビデオ・アーチストたち/ホーム・コメディーふたたび}
 そしてスターがいなくなった 1988 {リバイバル番組/八〇年代のニュースター/不作の外国アニメーション/名前を覚えてもらえないスターたち/良妻賢母からキャリア・ウーマンへ}
 映像の世界戦略 1989 {衛星放送と番組供給会社/東欧民主化とこれからのテレビ/ビデオ・シンドローム/教育テレビのドキュメンタリー番組/コングロマリットによる買収劇}

第9章 1990〜1992
 視聴者の三つの世代―テレビのある風景・9/アナログ映像からデジタル映像へ―テレビを支えた人たち・9
 衛星放送は国境を超える 1990 {衛星放送の時代に/映像産業の多国籍化/音楽と映像のビッグイベント/ボーダーレス社会へ/ワールドワイド・ニュース}
 視聴者の選択 1991 {九〇年代のミステリー/ペイ・パー・ビュー/ハイパーメディア/コンピュータ・グラフィックスによる映像/日本衛星放送(JSB)}
 映像二一世紀への歩み 1992 {欧州の結束/興行界の変貌/放送番組の国際的交流/地球の外から地球を見る/テレビはどこへ行くのか}

世界の映像ソフト市場はいま/外国テレビ番組全リスト/あとがき
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