1986年 A5判 P440 表紙ヤケ、汚れ、少イタミ 小口からページ端にかけてヤケ、時代シミ
装幀:宇野亜喜良
目次:
Text de Mallarme
魔術(マラルメ 訳・解説:菅野昭正)/「マラルメは答える」(訳・解説:竹内信夫)/J・ドゥーセ図書館とマラルメ(井原鉄雄)
マラルメの宇宙
マラルメの遺品(高橋英夫)/マラルメの《書物》 ひとつの神話的自画像(アバスタド 訳:松本雅弘)/幼溺註 人に驕えし少年の美しき夢路に その昔(高橋睦郎)/余白に何が書かれているのか? 一つの問題提起(竹内信夫)
徹底討論 虚無の闇の中で苦闘したマラルメのあとで(菅野昭正、荒川修作、渋沢孝輔)
マラルメと十九世紀
{マラルメにおける〈金銭〉 マラルメのテクスト経済学(クリステヴァ 訳:松島征)/白のメトドロジー 詩人ステファヌ・マラルメの世紀末(高山宏)/パナマ事件とマラルメ銀行(立仙順朗)/マラルメとアナーキズム(川瀬武夫)/一八七四年の上流生活点描 『最新流行』をめぐって(吉田城)
マラルメと同時代の言語学 「ブレアル原理」をめぐって(竹内信夫)/マラルメのドイツ嫌い?(川瀬武夫)
マラルメを読む
マラルメを読むブランショ あるいは非人格性について(ド・マン 訳:加藤光也)/デリダとマラルメ 「二重の会」について(三好郁朗)/骰子一擲とサイバネティクス(イボリット 訳:西谷修)
『死者の太陽』(川瀬武夫)
生成する詩的言語
ある対話について マラルメとヴァレリー(清水徹)/マラルメの『エロディアード』あるいは境界線の劇(兼子正勝)/マラルメのアルス・コンビナトリア(ノイバウアー 訳:山西龍郎)
言語の格子 マラルメ・ツェラン・三島(丘沢静也)
マラルメと芸術
エロスと観念の鳥 S・マラルメと舞踊(市川雅)/マラルメとデュシャン 鏡、階段、そして賭舞台(M・A・コーズ 訳:松田嘉子)/マラルメとドビュッシィ 夢想から羽搏きあらわれる心象―歌(平島正郎)/ソナタよ、お前は何を私にのぞむのか 『第三ソナタ』について(ブレーズ 訳:笠羽映子)
マラルメの観相学のために(庄野進)
資料
マラルメ詳細年譜 マラルメ自身によるマラルメ(田中成和)/マラルメ書誌(川瀬武夫)