
1992年 A5判 ソフトカバー P421 帯およびカバー少ヤケ、少汚れ、少イタミ 帯折れ跡 本体少歪み 天地小口少汚れ
“31の音の響きに“時代の心をのせて、 いまここを清冽にうたう女性歌人たち。
新作短歌・対談・討議・座談会・インタビュー・エッセイ・論考・年譜ほかによって、初めて展かれた“女性短歌”の「歴史的全景]―。”(帯文)
目次:
【対談】“女性短歌”を貫流するもの(瀬戸内寂聴、馬場あき子)
【座談会】女性歌人の〔現在〕(俵万智、林あまり、米川千嘉子、大田美和、水原紫苑 司会:松平盟子)
【作品】〔同時代〕の光景I
{山中智恵子 雨師すなはち帝王に捧ぐる詩歌/富小路禎子 長き戦後/春日真木子 変容/馬場あき子 雲の波折/北沢郁子 誰にか告げむ/大西民子 近景遠景/新井貞子 共に存在る/石川不二子 牛飼の歌/森岡貞香 日常の歌/安永蕗子 前夜の月/築地正子 路/川口美根子 微笑/稲葉京子 家族/尾崎左永子 畏怖/石川恭子 初夏の空/雨宮雅子 雨の鏡/蒔田さくら子 街の鳥/大塚陽子 不思議/藤井常世 絵空ごと}
【討議】〔時代〕の中の女性短歌(沖ななも、河野裕子、道浦母都子、永井陽子)
【作品】〔同時代〕の光景 II
{李正子 かわく骸/道浦母都子 失速/沖ななも あなたと私/佐伯裕子 街壁のエヴァ/今野寿美 されば若夏/永井陽子 おばば/栗木京子 水生家族/香川ヒサ 個体/笹原玉子 はじまりはまつさをだつた/河野裕子 バタつきパン/日高堯子 月の子/阿木津英 黒きうねり/松平盟子 花粥/落合けい子 日日の思い/関根和美 予感/久々湊盈子 レナードの朝/武下奈々子 谷間にて/田中あつ子 ワンルーム/秋山佐和子 石の輪/池田はるみ 相撲/藤岡道子 改札機《マシン》の悪意/今井恵子 みっしりと青/花山多佳子 不思議な位置}
【作品】同時代〕の光景 III
{俵万智 ラ・マンチャの空/林あまり アン……トロワ……/井辻朱美 太陽を狩 るもののバラード/早坂類 空の発掘/千場しおり きらきらと/大田美和 エアリエルの風/畑彩子 未来警告/片瀬琴子 ソプラノ、アルト/白瀧まゆみ 蛇苺/野樹かずみ 地下鉄/大橋恵美子 ゆっくり疑問を/勝部祐子 夏への嫉妬/米川千嘉子 朴/尾崎まゆみ 常夏の種/東めぐみ 異空間/武田ますみ 家族の構図/浜名理香 風の色/壇裕子 ライト・ハンド/大口玲子 木には木の/梅内美華子 紂王/中津昌子 すずしけれ/高橋みずほ 取り残したる/川野里子 ファイナル・パーティー/山崎郁子 オレンジ・パール/久我田鶴子 山麓にて/小池純代 そら眠る虚/辰巳泰子 タブララサ/小島ゆかり 成田エクスプレス/水原紫苑 ひとりごわれは/紀野恵 乾杯の歌/}
【インタヴュー】ひたくれないに生きて(斎藤史 聞き手:佐伯裕子)
【インタヴュー】きわめたきことのありて心ときめく(長澤美津 聞き手:日高堯子)
【エッセイ】〔時代〕の中の女性と短詩型文学
{小さな型とそのリズム(永瀬清子)/言外の言(時実新子)/技見の楽しさ(白石かずこ)/定型文学と「青春の再来」(宇多喜代子)/俳句と女性(正木ゆう子)/定型の意義について(対馬康子)/時代の器(松本恭子)/不利な性(高橋順子)/なぜ私は定型に向かないか(筏丸けいこ)/不快な女の「病」(山本かずこ)/“七七”のうとましさ(平田俊子)/阿部定が切り取りしもの(堀本吟)/宇宙を掴む器(大西泰世)/川柳の性(吉野浩子)/金曜日の妻たちへ(片山由美子)/流れる水(後藤貴子)/〈同世代〉としての女性短歌(大木あまり)/個的体験を抜けた歌の力(木坂涼)/「恋物語」(辻桃子)/伝統詩型の“世界性”(黒田杏子)/解体と創造(新井豊美)}
【作品】〔同時代〕の光景 IV
{黒木三千代 紐/角宮悦子 ヨコハマ寿町/清田由井子 野棲み論/蒔田律子 もしかして、海/梓志乃 今は遠く/さいとうなおこ むかし啄木鳥/坂出裕子 黄金の銀杏/関根榮子 むらさきの米/沢口芙美 隔てる/東淳子 時間の錘/三井ゆき 地下歩廊/青井史 はつなつの髪/古谷智子 ベイウインドウ}
【資料】女性短歌史再考(久々湊盈子、秋山佐和子、梓志乃、坂出裕子、長淵基江、鈴木英子)
【年表】女性短歌史(編:久々湊盈子)