
2003年 文庫判 P520 カバー少スレ
松谷みよ子が長年にわたるライフワークとして全国から聞き書きによって採集した「現代の民話」をまとめたシリーズの第6巻。
1987年に立風書房から刊行されたものを文庫化。
“女も子供も、機銃掃射は容赦しなかった。撃ってくる米兵の顔をまざまざと見たという証言。未曾有の空襲の実態。
広島・長崎の原爆投下。酸鼻を極めた沖縄。
食糧難、配給、隣組、引揚げにまつわる話……。
銃後のくらしがくっきりと浮かびあがり、庶民の心がほとばしる。”(カバー裏紹介文)
目次:
文庫版まえがき
序文 明日の民話のために
銃後考
第一章 思想弾圧・禁止
一 思想の自由なし
二 特高や憲兵など
三 検閲をしました
四 音楽などの禁止
第二章 銃後のくらし
一 出征風景・旗行列など
二 千人針など
三 のがれる
四 徴兵保険
五 隣組などの話
六 徴用
{人間の徴用/馬の徴用}
七 朝鮮の人びと
八 宮さまの視察やえらい軍人さん
九 白木の箱
{白木の箱/生きていた人}
十 物資不足
十一 供出
十二 疎開さまざま
十三 建物疎開・荷物疎開
十四 列車などのすさまじさ
十五 お風呂
十六 しらみ
十七 病む
十八 ビラ
十九 忘れ得ぬ兵や軍人たち
第三章 女たちの苦労
一 銃後の父母
二 銃後の妻や恋人
三 銃後の女の苦労
四 お産
{お産/産めよふやせよ}
五慰安婦
第四章 食糧難
一 配給
二 飢え
三 食糧難と動物たち
四 買出し悲喜こもごも
五 買出しの笑い
六 警官たち
七 食糧の売り手さまざま
{農家/ヤミ屋}
八 あるところにはあって
九 塩づくり
第五章 空襲
一 燃える、逃げる
二 射たれる
三 ねんねこの中で
四 病院が燃える
五 空中戦
六 空襲下の強姦
七 防空壕
八 あとで食べる
九 空襲のあとで
第六章 原爆
一 原爆にあう
二 黒い雨
三 その悲惨
四 別れ
五 兵士と子供
六 あとの食事
七 ハエ
八 病む
九 いじめ・差別
第七章 沖縄戦
一 病人や障害者
二 逃避行
三 友軍による虐殺
四 自決
五 投降
六 飢え・病む
第八章 敗戦のころ
一 敗戦の予感
二 八月十五日前後
{解放の日}
三 外地にて
第九章 引揚げ
一 外地の日々
二 満蒙開拓団へ
三 戦場となる
四 集団自決
五 子別れ・子殺し・子売り
六 逃避行
七 人間愛
八 帰国の日を待つ
九 朝鮮の人びとの引揚げ
第十章 夢・死の知らせ・祈り
一 火の玉さまざま
{火の玉/ぬけだした魂/魂の屋移り}
二 戦地の夫や子への祈り
三 死んだ身内に助けられる
四 夢の知らせ・死の知らせ
五 幽霊
{幽霊/拷問の果てに}
六 神様のはなし
{神様のたすけなど/戦争がきらいな神様}
七 予知や異変など
八 影がやきつく
九 とうろうながし
十 墓や地蔵を建てる
第十一章 鳥の声・涙川・爆弾池
一 鳥の声
二 涙川
三 爆弾池
あとがき